第13話 報酬の話は何処に!

色々な探索者報酬を聞いても、浮気防止で個人報酬を貰えない事は納得しない!


「でも個人報酬は俺の物だろう!」


「いまの所はね、これから色々と手続きしていくから聞いてね!」

「先生まずはどうするんですか?」

そこで先生は微笑む、何故か背中に汗が。


「どちらが先とは言えないけど、既成事実を持って婚姻届を出して、探索者登録ね!

此処を取り敢えずの拠点として登録、まだギフトを持っていない人は此処の管理で登録すれば報酬は貰えるからね、ただ管理はお願いするわね」

「先生既成事実て何ですか」

またツムギが聞いて来る。

「もうさっき教えたでしょう、アレよアレ!」

サクラお前は言葉を選べ!


「そうよね、先に既成事実を作って婚姻届を出せばいいのか!」

「えぇ土日も夜間も婚姻届は受け取って貰えるわよ!」

「後はサダ君の両親に挨拶よね」

「なら、順番にお風呂に入ろうか?」

「あゝ此処は結構広いお風呂だからみんなで入れるわよ!」

「そんなに広いお風呂なんですか?」

「ええ、女子会ができる様に広いお風呂にしてあるのよ、特別に大きなベットもあるからこの人数なら寝られるわよ!」


なんか段々と俺の将来の外堀が埋められる気分なんですけどー。


「でも俺の個人報酬はどうしてお前達に管理されないといけないんだ!」

しつこく再度聞きに行く!


「もう何度も言わせないのよ、浮気防止よ!ハーレムパーティーの崩壊は他の女子パーティーのちょっかいから始まって、男が引き抜かれて崩壊が多いパターンね!ひどいと、パーティー資金も他の女に取られる事もあるからね!」

「そんなに酷いんですか女の探索者って?」


「私の元のパーティーは、男2人に女が4人だったけど、最後は仲間の女の子が好きでも無い男と一緒に迫られて、私が抜けてパーティーは分解、報酬を分けて此処にいるのよ、もう探索者は辞めようと思ってたけど、目の前に未知の者がいる事が今回復活する理由よ」

俺を見る目が光る。


「パーティー活動も大変なんですね!」

アオイが言うと、サクラがツムギとヒカリを見て言う。


「浮気か、この5人で止められるのかね?」

「何々もうサダ君の浮気を心配するの?」

「だってコイツはアオイちゃんタイプにすぐ目が行くのよ、先生なら、勝てなくてもそこそこ有るけど、私達3人で止められるかよ!」

「ああそこね、サダの巨乳好きか?」

「そこわね」

3人は自分の胸を見てアオイや先生を見る。


「「「は〜」」」


「まあまあ、無い物は値段っても仕方ないからテクでも磨きなさい、それに貴女達はまだした事ないでしょう」

「その言い方は先生は経験豊富なんですね」

「いえ一回も無いわよ、女子校から大学に入って探索者でアルバイト、パーティー崩壊で教員試験を受けて今日に至るから、もうすぐクリスマスイブだけど、綺麗な物よ!」

先生は経験が無いんだホウホウ。


「何、そんないやらしい目で見て、すぐに全て見せてあげるから待っていなさい!」

俺の頷きを見逃さない先生。


「わぁ先生大胆発言!」

「そうよね、なら此処で脱いでお風呂に行きますか?」

「あゝ待ってお湯を入れて来るわね、その前に食事どうする5人なら長くなるわよね」

「あゝサダ君はすぐ行くから、そんなに時間は掛からないと思います」

「なんでヒカリは知っているの?」

アオイはヒカリの失言を聞き逃さない!


「えぇしまった、過去の汚点を!」

「何があったのヒカリ!」

「そうよ白状しなさい」

「ツムギごめん」

「馬鹿私も道連れにしないでよ、1人でやった事にしてよ恥ずかしいから」

ヒカリから話を振られたツムギは焦る。


「ちょっと、ヒカリとツムギ、それにサダ君此処に座って!」

サクラは俺達3人を床に座らせる、何故俺まで道連れになるんだ!


そしてアオイとサクラの尋問が始まる!



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