第8話 最終話!

「よし言ってやる、サクラ俺は巫女服は好きだが神主にはならない!

ツムギ、尼さんは好きだが坊主なんてもってのほかだ!

ヒカリ、聖地に巡業なら一人で行け!そしてアオイ俺は絶対にお前と同じ大学には行かない。お前達が家の家業を俺と一緒にやろうとしても、俺は探索者になって世界を回るんだ、お前達とは結婚は絶対しない!」


流石超鑑定、コイツらの心の中まで書いてあるのは驚いたが、小さい頃のトラウマと誰か一人を選んだら他の奴に邪魔されて、永遠に結婚と離婚を繰り返す未来が見える。


「何でよさだ君、私と神社で一緒にいようよ、巫女でも何でも着てあげるからね」

「サクラよりも、寺のがいいぞ!坊主丸儲けって言うだろう」

「一緒に世界を回って、恵まれない子達に愛の手を差し伸べましょうよ、女神様も言ってますよ」

「さだ君、今なら推薦で入れるぞ、無試験で大学生だよ!」


色々とみんな涙目で言ってくるが、俺は最終宣言する。


「お前達が何を言おうが、絶対にお前達と歩く未来は無いからな!

もおこの結束バンドを解いてくれ」


言った瞬間に、みんなが俺を見てくる。


「なら、さだ君を殺して、私も死ぬ、天国なんか行かない!」

さくらは、カッターを手に握る。


「私も、さだ君を殺して地獄に行くよ、閻魔様に挨拶してくる」

ツムギはシャープペンを両手に持っている。


「私も神に仕える使徒になるのは諦める、裏切り者と石を投げられてもね」

ヒカリは首のリボンを解き両手にひも状で握ってくる。


「待ってみんな、それよりもさ、もつといい事を思いついちゃった!」

「「「何」」」


「ここでさだ君を脱がして、童貞を奪って私達に服従させましょう。

なんたって世界で一人しか発見されてない探索者のギフト、もしかすると将来は大金持ちかもよ」


「「「?」」」


「分からないの、さだ君を私たちで囲うのよ! 他の女達に取られる前にね、大体さだ君を好きな女子は一杯いるからね、先に唾を付けないとね」


アオイ、お前は損得勘定を計算するのが早すぎる、それよりも早く切ってくれ、親指が痺れて来たよ!


「よし分かったよ、全員で相手して、もしさだ君が裏切ったらそれをネタに、私たち以外の女の子に訴えましょうね」

「そうか、それならば永遠に私達四人の物ね!」

「よし誰から行く」

「ジャンケンよジャンケン」


「さだ君、少し待っててね、すぐ天国に連れてってあげるからね」


待てお前達、俺のギフトの秘密を喋る、お前達との秘密はいらないから解放してくれ!


そして、顧問の女教師が現れて彼女達の計画は、おじゃんになる。


俺の世界で一人しかいないギフトの事は、俺がプラチナのダンジョンを征服するまで、永遠に秘密だ!






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俺にはなんでもお見通しよ「いくら隠しても俺の絶対鑑定が全てを見通す、隠し事は出来ないぞ!」 川向こうのジェロ吉さん @fin77

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