battle story篇第1話「過去」
1000年前の世界へ来てしまった3人。
「おいおいどうしたらいいんだよ」
いきなりの事で混乱した大樹。
「とりあえず戻る方法を考えるしかないよ」
と佳奈子が言った、すると一弘が。
「1度村に行ってみないか、ヒントが見つかるかも」
「確かにそうだね」
そう言って村を探索してみた。
「なんか懐かしい感じがするなー」
と佳奈子が言った。
「そりゃ前世でそこにいたんだもんね」
「まあそうだよねー」
そう言いながら探索している内に若い女性を見つけた。
「あなたたち誰?」
「えっと…私は佳奈子、両隣にいる人は一弘くんって人と大樹くんって人、信じてもらえないかもしれないけど私たち1000年後から来たんだよね、証拠はこの服かな、1000年後の服、とりあえず戻る方法を探しているんだ、そういえばあなたは誰?」
「私はカルデリア、剣士をしているわ、あなたたちの言うことは信じてあげる」
「え、カルデリアさん?あの、本当に信じられないこと言うけど私、カルデリアさんの生まれ変わりなんだよね、流石に信じられないと思うけど…」
「…そうなの?どうしてそうだとわかったの?」
「えーっと…どこから話せばいいんだろう」
「まあ話をゆっくり聞かせてちょうだい、あっちの部屋まで来て」
「はい」
4人は部屋へと向かった。
「じゃあ話してもらうわ」
「えっと、私は1000年後の世界で高校生だったんだよね、それである日、前世、つまりあなたの記憶が蘇ったの」
「それで俺はドランダの生まれ変わりなんだ」
「ドランダの生まれ変わりだったの!?確かに言われてみれば似てるわね」
「そして僕は元魔王なんだ、僕は佳奈子に救われたんだ、もう敵では無いから安心してくれ」
「…そうか、分かった、でもどうやって戻るんだ?」
「それが私にも分からないんだよね…」
「まあ方法が見つかるまでここに泊まってけ、まさか私とドランダの生まれ変わりが来たなんて、びっくりしちゃったよ、あ、そうだ、君たちは戦えるか?良ければ手伝って欲しいんだ」
「いいよ!」
「俺は大丈夫!」
「それってつまり自分と戦う訳か、なんか不思議だな、でも自分のことは自分が知っているから僕も手伝う、まだ力は残ってるっぽいからね」
「ワンチャン俺らが魔王を倒したら現代に戻れるんじゃないか?」
「でもさ、それじゃ一弘くん居なくなってしまうんじゃない?」
「僕はいいよ、悪いのは一応僕なんだし」
そんな話をしながらその日は寝た、一体この3人は戻れるのか、それとも…
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