第40話 静寂と焦燥感
ゴエもんが居なくなった我が家は
とても静かになった
家族の会話も減って、
生活リズムが違うため顔すら殆ど合わせない
ひとりぼっちになったマイロは
よくゴエもんの姿を探すようになった
そして、家族に(特に母に)今まで以上にくっつくようになった
ここ最近では、何度も同じ場所を掻くようになった
恐らく急に今まで「隣にいた」ゴエもんが「いない」という
ストレスからだと思う
そこで母は先代犬たちの洋服を着せることにした
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