第31話 余談ですが
今回私たちがお世話になったミルボラさんは
行政と連携してTNRや譲渡などを行なっている方でした。
お世話になった流れとしては
ある保護団体に知人がおり、その方に子猫発見時から相談をしていました。
保護活動をされている方でも「子猫の飼育は難しい」ということで
ど素人の私達では小さな灯火を繋げる事は厳しいと判断し、
知人のツテも使い、ミルクボランティアをしてくれる方を募集しました。
そして知人のSNSを見てすぐに連絡をしてくださったのが
今回お世話になった方でした。
猫に関する知識は「ずぶの素人」の私たちは
前話でも記載した通りの条件、約束を伝えお願いをしました。
しかし、引き取り時期が近づくと
「私が直接里親さんにお渡しをして、
どんな方なのかこれからどんなお家で暮らしていくのかを見させてほしい。
もしお留守番の時間が長いのなら、
1匹では寂しいのでうちで保護している子たちの中で
同じくらいの子を引き取るのはどうでしょう?
一応形式的に譲渡契約書を書いていただきたいのでうちに来ていただけると…」
などと仰いました。
ただ預けた子猫は、
私の務める職場で発見され、
預ける段階で里親さんは「引き取る」と仰っていて
「昔猫を飼っていたことがある」と話を聞いていたので飼育環境は問題ないと私たちが判断をしていました。
里親さんとは私(桜蘭)が連絡先も交換しているので
「何かあったときはいつでも連絡してください」と話していました。
里親さんは子猫のことを考え「2匹で飼育」も一時は考えていましたが
金銭面や自身の体力面を考慮し初めから「2匹は厳しい」と話しており、
その旨もミルボラさんには伝えていました。
恐らく1匹自身のところから譲渡し、契約書を結び実績に加えたかったのだろうと思います。
一概に保護活動をしている方が執拗に勧めてくる訳ではないですが、
保護団体から引き取る際は、
その団体の規則や審査、条例をしっかりと把握しましょう。
譲渡契約書を安易に記入すると、
引き取った後も定期的に「写真や動画を送ってくれ」
などと連絡がくることがあります。
特に猫を専門的に保護をしている方は審査、判断基準が厳しいのでご注意を。
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