第25話 にゃんこ先生

突如現れた雄のキジ猫通称「にゃんこ先生」は

警察署の届出も、ネットの掲示板にも


なんの進展もなく徐々に我が家に慣れ始めた


威嚇もせずドシッと構えた姿はなんとも貫禄しかない


抱っこしようものならまるでお米のような重さ

きっとどこかの家族に愛されてきたのだろう

そしてどこかできっと家族が探しているであろう


そう思いながら我が家の子たちと同様に愛情を注ぐ日々


ただ怪我をしてはいけないため

我が家の子たちとは一緒には遊ばせられないため

「にゃんこ先生」がフリーの時間はうちの子たちは

それぞれのケージに待機


そして「にゃんこ先生」が我が家に来て1週間経った頃

おかんの元に1通のメールが届いた

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