異世界の空間魔法物語

@oriharukonn

第1話 プロローグ

「まじかぁー、異世界かぁ...じゃねぇよ!!」

この状況を整理するため、一回何があったか振り返ろう。



俺こと、雨夜伶依は机に突っ伏していた。なぜなら、4限に体育があり、疲れの睡魔がヤベェからだ。

「なんか面白いことないかなー」

高校一年の俺は、面白いことに餓えている。ただ、今回ばかりはこの発言を後悔した。

ピカッ...ゴォオオオオ

いきなり

床が光ると思えば地面が激しく揺れだした。

そして次の瞬間..石畳の大広間?にいた。

クラスメイトはみんな騒ぎ出した。

俺?俺は、ボッチだから周り見てたよ。



《そして時は進み現在!》

自分らを囲むようにいる騎士っぽい人、腹のでかい王族っぽい人

そしてその王様っぽい人が話しだした。

「静まれ!私の名前はキルト・アリルーマ。いきなりのことで混乱してるであろうが、話を聞いてくれ。」

そして話を聞くこと10分、要は「魔族が侵略してきた→ご飯無い→兵もいない→昔の文献→勇者召喚→実行→帰りの魔法は魔王が知ってる」らしい。

ただ、無茶苦茶胡散臭い。王族の人は腹が出てるは、ゴージャスの服着てるはで贅沢三昧なのがわかりきってる。

「にしてもまじかぁー、異世界かぁ...じゃねぇよ!!」

そんなことを思っていると王様が、「ステータス」と叫ぶよう言い出した。

試してみると何やら小説の「ステータス」が出るらしい。

では、俺も...「ステータス」



名前「雨夜 伶依(あまや れい)」

年齢 16

職業「-」

称号

転移者

・経験値取得10倍化

・器用、運のステータス50%上昇

・全異常状態無効

レベル 1

体力 120

魔力 110

魔力 110

攻撃力 50

防御力 50

俊敏性 50

魅力 50

運 50

器用 50

属性 無し

スキル

・空間魔法 (覚醒まであと23時間35分)


「へーこんな感じなんだ」


「何だ...これは,,,!」

騒がしいので見てみると、クラスの中心「鎧塚 猛」の周りに杖を持ったおっさんがいた。

「王よ!このステータスをご覧下さい!す...凄まじいステータスです!」

気になって見てみると...


名前「鎧塚 猛(よろいずか たける)」

年齢 16

職業「聖騎士」

称号

転移者

・経験値取得10倍化

・攻撃力、防御力のステータス50%上昇

・全異常状態無効

レベル 1

体力 800

魔力 200

攻撃力 500(+250)

防御力 500(+250)

俊敏性 110

魅力 120

運 90

器用 70


属性 火、土、光

スキル

・剛腕剛力

・鎧無双

・聖鎧召喚Lv1

・火魔術Lv5

・土魔術Lv3

・光魔術LV2

・鑑定Lv1

・アイテムボックス


「せ...聖騎士!それに、このステータス..間違いなく大当たりだ!」

そしてそのおっさんは次々にステータスを確認していった。

特にすごかったのが次の3人


名前「宮川 一花(みやがわ いちか)」

年齢 17

職業「大聖女」

称号

転移者

・経験値取得10倍化

・魔力、魅力のステータス50%上昇

・全異常状態無効

大聖女

・回復魔法の効果6割増

・四肢の欠損、目などの重要器官の回復可

・魔力の消費2割減

レベル 1

体力 300

魔力 5000(+2500)

攻撃力 100

防御力 100

俊敏性 140

魅力 300(+150)

運 100

器用 100


属性 水、光、神聖

スキル

・結界魔術Lv3

・回復魔術Lv5

・浄化魔術Lv4

・光魔術LV2

・神聖魔術Lv1

・速算術Lv2

・統率Lv1

・鑑定Lv1

・アイテムボックス


流石、我らの委員長...まぁ特段話したこともないんだけどね..



名前「瀬戸 知文(せと ちふみ)」

年齢 16

職業「大賢者」

称号

転移者

・経験値取得10倍化

・魔力、器用のステータス50%上昇

・全異常状態無効

大賢者

・魔法の威力6割増

・魔力の消費3割減

レベル 1

体力 100

魔力 10000(+5000)

攻撃力 400

防御力 130

俊敏性 100

魅力 110

運 70

器用 200(+100)


属性 火、水、土、風、氷、雷

スキル

・魔力回復Lv3

・慧眼Lv1

・火魔術Lv4

・水魔術Lv4

・土魔術Lv4

・風魔術Lv4

・氷魔術Lv2

・雷魔術Lv2

・鑑定Lv1

・アイテムボックス


確かこいつは...委員長と仲良い無口な人だ!話したことは...無い,,,

そして最後にこいつがやばい...


名前「戦刃 大勇(いくさば たいゆう)」

年齢 16

職業「大勇者」

称号

転移者

・経験値取得10倍化

・攻撃力、防御力、俊敏性のステータス80%上昇

・全異常状態無効

大勇者

・剣神の加護を与える

・束縛の魔術が効かなくなる

レベル 1

体力 900

魔力 700

攻撃力 1000(+500)

防御力 1300(+650)

俊敏性 500(+250)

魅力 150

運 90

器用 100


属性 火、風、神聖、光

スキル

・剣神の加護

・飛影斬

・聖剣召喚

・属性剣Lv1

・火魔術Lv5

・風魔術Lv4

・光魔術LV3

・神聖魔術Lv1


うぁ...ゴリゴリのちーとですやん…

とまぁここまで見て気づいた。

「俺、職業ないし、スキルや属性までもない!おまけに、ステータスは、みんなより低い!...」

とまぁこんな感じなので、隠れようとしたら見つかりました...

「そこの者、ステータスを見せなさい。」

「えっと...出来れば見せたくない...」

こんな感じで、断ろうとしたら王様が...

「何をしている?早く見せんか!」

「王が見せろとお達しだ。早く見せなさい。」

となったので見せたら...

何だこれは!」

「おお、そんなにすごいのか」

「いえ,全くのゴミでございます。」

「なぬぅ!!」

ゴミって言うなよ!

「ステータスはほとんど平均以下。上回ってもぎりぎり上。しかもスキルが一つもございません。おそらくは巻き込まれだと思われます。」

ボロカスに言うやん...


そして言われたのが、「明日話すから待ってて」だそうで..

何やかんやあったあと王が、

「今日はつかれたであろう。部屋を用意した。ゆるりと休むが良い。」

ってことで、訓練の話はまた後日となった。



覚醒まで 18時間

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