第5話 後日からの考え

 とてつもなく眩しい、煌めくもの。それは何だったのか。

 結局、分からなかったが、その中からは、人ならざる、異体の生命体。おそらく地球上の誰もが想像できないような姿の生命体が這い出てきていた。

 そして、それらの生命体は、鉄の檻でできたエレベーターで、さらに地下へと運ばれていく。

 人間の仕業だったのだろうか。

 私には、人間の力を超えた圧倒的な力が働いているように見えた。

 そして、その力は、突如、私の視界を覆い、「武蔵地下集落」へと戻した。

 あの日以来、「街の下水道」は存在を消している。

 

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地下の村 @raikumain

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