戦国の異世界乱舞~本能寺で死んだはずの織田信長が、異世界に召喚されたので学園生活を満喫します(?)~
第40話 仲間とか友達とか、そういう関係の人同士なら、喧嘩してもちょっとした事で仲直りできるんだぜ。
第40話 仲間とか友達とか、そういう関係の人同士なら、喧嘩してもちょっとした事で仲直りできるんだぜ。
「【脚力強化】!」
光秀が放つ斬撃を会長は、強化された脚で止める。
それだけではない。ミラン先輩の【防壁】によっても止められている。
「【竜巻扇風脚】!」
そして会長は、強化された脚で回転を行い、その場に小さな竜巻を起こした。
「飛べ!」
それと同時にミラン先輩はそのように叫んだ。
すると、竜巻が宙を舞ったのだ。
「進め!」
ミラン先輩がそう叫ぶと、竜巻は真っ直ぐ光秀へ襲いかかる。
「ッ!」
しかし、その竜巻は光秀の刀で真っ二つに切り落とされた。
「なかなか、やるみたいだね。」
「そのようだね。」
ミラン先輩と会長は、そう言う。
「お、お主たち!」
その時、信長がそんな2人に向けて声をかけた。
「だ、大丈夫なのか?」
「信長くん。心配しなくて大丈夫だよ。キミもキミの仲間も全員救ってあげるから。」
「だが、どうやってなのだ?」
「簡単な話だよ、光秀くんは恐らく、何者かに操られているんだよ。だから、その操っている人を探して、ぶっ倒す!」
ミラン先輩はそう言うと、右手を空高くに突き上げた。
「【スキャン】!」
ミラン先輩がそう叫ぶ。すると、地面に大きな魔法陣が浮かび上がった。
直後、光秀の背後に赤い光が出現した。
「そこにいるよ、会長くん!!」
「任せときたまえ! 【脚力強化】!!」
会長は、さらに脚力を強化させ、地面を蹴り、光秀の背後の赤い光へ近づいた。
「僕の可愛い後輩に手を出した罪、その体で償ってもらおう!!」
会長は、蹴り出した足とは反対の脚で、その赤い光を蹴り飛ばした。
――――――――――
「信長様。」
しばらくの時間が経過した。光秀は、ようやく自我を取り戻したようだ。
「大丈夫か? 光秀。」
「この度は、本当に申し訳ございませんでした。」
「気にすることなどない。こうして、我は生きておる。それだけで十分ではないか。」
「はい。」
すると、信長は懐から1本の酒を取り出した。
「さぁ、光秀。久しぶりに酒を酌み交わそうではないか。」
それからは、学園の屋上でひたすらに語り合った。
「信長様。」
「なぁんだぁ?」
「私は、この世界で会長に拾ってもらいました。私の事情を受け入れ、育ててくれました。だから、私は会長の隣にずっといたいと思うのです。」
「あぁあ? つまぁり、なんだぁ?」
「私はもう、信長様の家臣ではいられないって事です。」
「そーかそーか。」
信長はそう言うと、酒を持ちながら、フラフラの足で立ち上がった。
「勘違いしてぇるみたいだかぁら言っておくがぁ、お主は我のぉ家臣ではなぁく、我の仲間だぁ。」
「信長様。」
「仲間の意志はぁ、尊重しないとなぁ?」
「信長......様......。」
これにて、信長と光秀の仲は元通りになったらしい。
――――――――――
「このまま終わったら、短いでしょうが!!」
「急にどうしたのよォ、結衣ィ。」
「いや、作者がそう叫んでただけだよ。」
「ちょっと、何言ってるか分からないィ。」
「つまり、いつも1話につき2000文字以上は書くつもりでいるらしいんだって。でも、今回の話は、ちょうどよく終わったからここで終わりにしたいんだけど、字数が少なすぎるみたい。」
「あァ、後先考えずに物語を書いてるからそうなったんだよねェ。」
「全く、ちゃんとして欲しいよね。」
「それで、私たちで字数稼ぎをされてるってわけだァ。」
「そうみたい。」
「めんどくさいからァ、もう終わりにさせないィ?」
「でも、まだ1500字だよ?」
「たった500字しか変わらないから大丈夫よォ。それにィ、第1話だって1900字しかなかったわけだしィ。」
「確かに! じゃあ、ここまでにしよう!」
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