鼻水危機一髪!

篠塚しおん

鼻水レベル

 突然ですが。

 あなたは鼻水がしょっちゅう出るタイプですか。違いますか、そうですか。それはよかったですねはいはい。

 ……おっと失礼。

 つい恨めし気な目で睨んでしまいました。失敬、失敬。


 私が鼻炎持ちなのは、あなたの責任ではございませんもの。

 同じ悩みを抱えていないからといって、あなたにやつあたりするのは筋違いですね。

 この後のエピソードは、そんな鼻が健康なあなたには共感いただけないかもしれません。


 私の鼻水レベルがどれくらいかというと。

 鼻にティッシュを詰めて栓をしても、すぐに染み出して、濾過ろかされた液体がぽたぽたと垂れていく。それくらいひどいものです。


 鼻水と戦い、鼻水に苦しめられる私の話、聞いてやってください。

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