第26話 初投稿

「おい、いつまでにらみ合ってんだよ、さっき撮った映画はどうすんだ?」

「う、うん納得は出来てないけどとりあえず編集しないとだね」

「編集は俺にまかせておけ、こう見えても情報技術科でPCの使い方は一通りできるからよ」


 こうしてトイズバトラー講義は終わり、今後も教えて欲しい事もあるから連絡先を交換して次から撮影担当が明、編集担当がハゲルと言う形で決まったようだ。

 動画投稿とやらをするらしいのだが俺の技術提供があってこその動画らしいので俺の端末でやる事になったのだがいかんせん俺はやり方が分からないのでとりあえず幸広の連絡先を教えてそこに撮った奴を送ってもらう事にした。


「これで良しっと、総司兄ちゃんまた教えてほしーからさ!連絡してもいい?」

「お?いいぞ、向上心がある奴は好きだぞ!」

「お、俺も絶対に誘えよな!!」

 

 こうして俺に新しい小さな友達とハゲ友が出来た、今日はこれで終わる事にして三人で帰宅する事になり、動画編集が終わったらスグに送信するから投稿したらすぐに連絡するようにと約束して解散となった。


 寮へと帰宅し夕飯も食べれる時間だったので夕食を済ませ、まちにまった買ったゲーム開封だ、これはどれだけ歳を重ねてもきっと楽しい時間だね。


 まずはPS5本体の開封、真新しい白いボディがテンションを上げる、TVに電源にコードを刺して起動するとPSのロゴが浮かび上がる。

 初期設定を設定してくれと表示されていて細々とした設定をすると最後にインターネットを選んでくださいと出た。


「インターネットってどうやって設定すんだ?」


 適当にいじっていると俺の冒険者手帳と連携されて無事にインターネットの設定が完了した。

 完了したと同時に音が冒険者手帳から鳴りだしたので設定完了音かと思ったが冒険者手帳を見ると幸広からの着信だったようだ。


「もしもし」

「何か動画送られてきたんだけど何これ?」


 ゲームの開封の事で頭がいっぱいだったので今日あった事を幸広に説明するのを忘れていたのでマジックトイズバトラーで遊んだ事やなんでか師事する事になった事、そして動画を撮って投稿する事になったと幸広に説明した。


「ってな事があってな、俺じゃ分かんないし幸広に頼もうってなった!」

「事後報告ありがとね……まぁこっちにも都合良さそうだし、僕がチャンネル作っておいて会った時にでも紐づけしておくから投稿はしておくね」

「おう、ありがとさん!たのむぜー」

「はいはい、じゃあ切るね」


 これで明達に連絡入れたら完了だ、後は何のゲームをやるか吟味するしかないな、さてさて何の作品から手をつけるかだな。

 テールズシリーズは色々な特技や技を覚えれるかもしれない、作品をやるのもまたそれも楽しそうだ。

 特撮オールスターズってのも面白そうだが、今回やるのはやはりテールズシリーズにしようか、PS2シリーズしかやれなかったからPS3のテールズシリーズのエクセリオをプレイしていこう。


「過去のゲームハードの作品を最新ハードで出来るってのは素晴らしいな!」


 医者を目指す少年と精霊の女王がめぐりあい世界の闇を知り事件を解決していき二人は成長して何を見るのか、このゲームの裏パッケージに書かれていた。


「さっそくプレイしていくぞぉ!」


 少年は拳闘術で精霊の女王様は細剣でスピーディな戦闘スタイルで敵をぼっこぼこにしていける、他にも銃剣やらいろいろなキャラクターが出てきていろいろな戦闘スタイルを楽しめる。


「銃剣ってのも面白そうだけどリアルにそんな武器見つからないよなぁ……この女王様の魔法剣ってのは面白そうだな」


 初めから魔力を練っておいて各属性を剣を振ったのと同時に展開していけば女王様のようにスピード感がある風に展開できそうではあるが練った魔力を何処に置いておくかだな。

 やはり無難なのは剣に各属性の魔力を貯めておいてやってみるのが一番楽かもしれないな。

 

 こんな技が出来たら面白い、こんなんできたら強いんじゃないかと見てやれそうな技をトレースできるかを考えながら覚えていく。

 やはりゲームは良い、自分が思いつかないような技がこの一本の中にいろいろ詰め込まれている。


 あーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返し純粋にシナリオを楽しみまた新しい技を覚えたら試行錯誤を繰り返す。

 これが俺の小さい頃から繰り返してきたゲームの楽しみ方。

 

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