第33話

 ほしいもの。いろいろあるかと思ったが、考えてみるとあまりない。ほしいときはいろいろなものが欲しくなる。特に買う金がないほど、高めのものが欲しかったりする。


パソコン類やソフト類はやたらほしくなる。ゲームやらもこのルイに入るのだろうか。パソコンは季節によって買い替えるという風習があったような気がするが、自分はあまり参加していなかった。大体お金がなかった。その代わり、ゲームソフトは結構ケッコウな数、購入コウニュウした覚えがある。本や漫画なども欲しくなる。漫画など買いだしたらきりがない。一度コンプリートして古本屋に売った漫画をまた集めだすということもしばしば行った。ほんとに無駄ムダなことをした。


手に入らないものは基本的に高いものだ。自分で自家用車ジカヨウシャを購入したことはない。免許メンキョはある。一番高価コウカなものはパソコンぐらいだ。安い奴だが。最初にパソコンに興味を持ったのは、兄が中古のパソコンを親戚から購入した時だ。まだ、小難コムズカしいパソコン用語などをキーニューリョクしなければいけなかった時代だ。兄があまり、パソコンを使わなくなった時期に頂戴チョウダイって言ったら、一気呵成イッキカセイに拒否られたときは傷ついた。今思うと相手にしてみれば当然だったわけなのだが。


そして今一番欲しいのは安定した生活か。経済的ケイザイテキにもだが、生活習慣病対策セイカツシュウカンビョウタイサクとしては規則キソク正しい生活が一番だと思う。朝早く起きて、夜早く寝る。三食いつも同じ時間に食べて、夜食は食べない。とか。最近、生活習慣病の事しか言ってないな。


総括ソウカツすると、お金が欲しい。しかし、よく考えるとなんでお金が欲しいのかわからない気がする。お金自体はただの銅の合金だったり、紙だったりするわけなのでそんなのは別に要らない。しかし、欲を満たす為にはどうもお金が必要だ。物欲の代替品ダイタイヒンとしてお金が欲しいという感覚になるのか。なるほど。わからん。


しかし、ほしいものが手に入ったからと言って、まったく満足するということはほとんどなくて、買った瞬間シュンカンから次のものが欲しくなることも度々タビタビだ。納得のいく買い物をしない限り、物欲に終わりはない。


納得のいく買い物、言うのは簡単だが行うはカタし。どうすれば納得するのだろう。自分に問いかけてみる。答えは出ない。だったら、必要なもの以外買わないという選択肢センタクシしかありえない。


そして家計簿をつけてみる。所帯ショタイじみているが、自分の経験ケイケン上一番、節約セツヤクには効果的だ。もし買いたいものがあるなら、家計簿の一番前の表紙裏ページにでも目標として掲げ、計画的にお金を使ってもよいだろう。逆に夢がフクらむ。

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