第2話 不正アクセス

前回のログインの記録は一年前だったけど、ギルドのメンバー総出で歓迎してくれた。ダンジョンでギミックに引っかかる自分を、皆は「久しぶりだから」と笑ってくれた。楽しい一日が過ぎ、ログアウトする人が増えて人も疎らになった頃、ずっと側から離れなかったキャラがささやいてきた。「そのキャラ、去年亡くなった私の彼のものなの……」


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