登場人物

 ミネルヴァ・リゼ・ウォーカー侯爵令嬢

 第二王子の婚約者候補。

 王子と伯爵令嬢の仲を知っているし、他にも婚約候補にいるのでこの婚約の意図を何となく理解しているため茶番は早く終わって欲しいと考えている。

 五大侯爵家の一つ。

 王国では公爵の地位は一代限りで臣籍降下する王族がなるもの。そのため貴族の頂点は侯爵家。

 大人しい見た目と違い、執念深く粘着質(祖父似)。

 


 ラシード・ウォーカー侯爵子息(養子)

 バルティール伯爵の次男。ウォーカー侯爵家と養子縁組を交わしている、ミネルヴァの本命の婚約者。第二王子と生徒会で一緒だった。第二王子に憧れているうえ、勝手に親近感を感じている。爽やかな美青年(祖父似)。

 


 エリカ・ダフネス男爵令嬢

 ラシードの秘密の恋人。

 男爵の先妻(伯爵令嬢)の娘。後妻(継母)と折り合いが悪く、下に弟と妹がいる。

 継母によって地上げ屋まがいの商人でいわく付きの60歳を過ぎた老人の七番目の後妻にさせられかけたが、それを知ったラシードと駆け落ち結婚する。


 

 ロザリンド・カルセドニー辺境伯令嬢

 第二王子の婚約者候補で最有力候補(というか本命)と噂されるが本人同士全くその気はない。王子と伯爵令嬢の仲を知っているのでさっさと候補から降りたい。王子は臣籍降下すると踏んでいるので、中央貴族とパイプを強めて領地に帰る予定。頭脳明晰の才女。上に兄がいるため勝気で口が悪い。


 

 第二王子

 出来の良い「スペア」。

 恋愛脳かと思いきや、かなり腹黒い。

 地位や権力に興味ないため、伯爵家への婿入りにも全く抵抗なし。


 

 伯爵令嬢

 第二王子の恋人。

 近衛騎士団長の一人娘。



 メイ

 ミネルヴァの侍女



 サリム・バルティール伯爵

 ラシードの兄。伯爵家の長男で跡取り。子爵令嬢を妻にして、2歳の男子がいる。

 弟のやらかしのせいで一族が緩やかに没落していっている。策略家の面があるので食い止めることはできるかも?



 ナターシャ・マロウ子爵令嬢

 地方の小さな領地を持つ跡取り娘。立地がいいため交易で莫大な富を得ている上に子爵家が商売をして資産は上位伯爵クラスまでになっている。

 王立学園のラシードの一つ下の後輩。ずっとラシードに恋焦がれたいた。



 ドディ・フィールド伯爵(仮)

 主席裁判官。

 宮廷貴族。

 エリカの母方の祖父。娘が男爵とできちゃった婚したことにより絶縁。

 娘の婚約者である領地持ちの伯爵家に莫大な慰謝料を払った経緯がある。

 偉そうにしているが子爵家からの婿入り。

 愛人の二人の息子を産ませて伯爵家の跡取りにしようと考えていた。本人は乗っ取りの気持ちはなく、飽く迄も家の跡取りが必要と考えただけ。

 娘のために選んだ伯爵家の子息は外面がいいクズ。そのクズの本性を見破れなかった。


 

 アデルハイン・カルセドニー

 ロザリンドの三番目の兄で、3歳上。ラシードの同級生。



 ロード・ダフネス男爵

 エリカの父親。

 高利貸しの娘を後妻に娶り借金を帳消しにした。後妻との間に息子と娘がいる。


 

 リンスレット・ダフネス男爵夫人(故人)

 先妻。エリカの実母。

 フィールド伯爵令嬢。駆け落ち結婚。


 

 アシア・ダフネス男爵夫人

 エリカの継母。後妻。

 邪魔な継子を地上げ屋まがいの商人でいわく付きの60歳を過ぎた老人の七番目の後妻にしようと目論んだが、それを知ったラシードと駆け落ちされる地団太を踏んだ。


 

 ルード・ダフネス

 男爵家の長男。エリカより10歳下の異母弟。



 ルシア・ダフネス

 男爵家の次女。エリカより12歳下の異母妹。

 

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