第2話「現代」
あれから目まぐるしい程に時が過ぎていった、科学技術が進化し、人々は便利な生活を手に入れていた。
…そうだ、それはこの現代だった、そこにはある女子高生がいた。
「眠いなぁ」
そう言ったのは田中佳奈子(たなか かなこ)、高校2年生、カルデリアの生まれ変わりだ、そして。
「おはよー」
そう言ったのは龍山大樹(たつやま だいき)、同じく高校2年生、佳奈子と同じクラスだ、ドランダの生まれ変わりだ、なんと同じ場所、同じ学校で生まれ変わったのだ、これは運命なのだろうか?
「おはよう!」
平和な日常だった、魔王の封印が解かれるまでは…
その頃魔王が封印されていた森で。
「…」
魔王になにか縛り付けられる感覚が無くなってきた、少しづつ封印から解放されてきている。
「あれ…?」
永遠に封印されたと思っていたので少し驚いていた。
封印が解除された喜びとずっと眠っていた反動で体が少し変な感じがした。
「これは…どこなんだ?」
魔王にとってその現代世界は異世界の様だった。
「あれ、君はだれ?」
登校中に魔王を偶然見かけた佳奈子は話をかけた。
「…」
魔王は何も話せなかった。
「分からない?とりあえずこんな森の中にいるのもあれだし他のところに行こう。」
「あ、はい…」
魔王は彼女の家に招かれた、しばらく歩いた、魔王は見たことの無い景色をただただ突き抜けた。
「ただいまー」
「おかえりー…っていまさっき学校に向かったばっかりじゃない!?」
「ごめん、なんか困ってる人見つけたから」
親はすこし困惑した顔のままだ。
「この人?」
「うん、名前聞いたけど言わないんだよね…」
「訳ありなのかな?まあいいわ、あなたは早く学校行ってちょうだい。」
「分かった、この人よろしくね」
ここから魔王と前世の剣士の敵同士の物語がはじまる!
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