義姉の双子に大切な形見を捨てられて俺は壊れた。
サボり中のエアコン
第1話
冬「本当、うちの弟は駄目よね」春「ずっと虐められて恥ずかしくないのかな??」
義姉は俺と違ってクラスの人気者だった。
この義姉が話題を出すとそれがクラスの流行になり、この義姉がしたいと言ったら必ずそれをする。
そして、そんな義姉にとって俺はおもちゃだった。
「・・・」
恥ずかしいし、辛い。辞めて欲しい。虐められて言い訳がない。
だけど、義姉達は俺を虐めてる時はすごく楽しそうな笑顔をする。
冬「そういえば、ずっと大切に持ってるこれあるじゃん」
「そ、それは!!」
ーーーー
「私が死んでもこれが代わりに見守ってるからね」
ーーー
それは、俺の大切な形見なんだ。
「辞めて!!それだけは、それだけは!!」
「抑えて」
俺はクラスの男子に取り押さえられる。
「辞めて、それは俺の大切なものなんだ。それだけは、それだけは」
冬「キモい、こんな少女ストラップなんか付けてるからみんなに嫌われるんだよね。ねぇみんな!!」
「そうだ。そうだ!!」「私もずっとキモいと思ってた」「オタクはこれだから」
「やっぱりこんなのあるから。少しはこれを捨ててマシになったら」
「それは出来ないし、それは俺の大切な物なんだ。」
冬「はぁ、アンタ前までは良かったのに本当に最近はキモいし、まぁいいや・・・これで少しはマシになるだろうし、」
そうして、ストラップを強く踏まれた。
「ああ・・・あああああ
ああああ
ああああ
あ ああ
あ あ あああ
あ あああああああ 」
_________
【本当はずっと一緒に居たかったな】
【いつかさぁ、漫画になってね、あー読めないのが残念だな】
【え、これってありがとうね】
_________
あああああ
ああ
あ あ あああああああああああああ」
「こいつ、頭おかしいんじゃねぇの?」「発狂してるぞ」「キモい」
冬「ちゃ、優、本当に頭大丈夫なの?」
春「お姉ちゃん、流石にこれはこんな優見たことないよ」
そして、
冬「まぁ、いいや。とりあえずしばらくしたら落ち着くでしょ。」
そうして、冬は
「じゃあ、はいこれ捨てておいて」
そして、クラスの男子に渡す。
「かえせ!!かえせ!!返せ」
優は暴れる。
男子もクラスも流石に同様する。普通じゃない。
普段の虐められて何も反抗しない優が見せない姿にクラスは戸惑う。
「まぁいいやそれ捨てちゃって」
「・・・っ!!お願いだ!!辞めて、それは大切な」
「わ、わかった」
優は抑えていた男子から離れる。
だけど、ストラップは窓から落ちる。
「形見なんだ!!」
優は窓から落とした男子を横に吹き飛ばして、
奥に・・・花が見えた気がした。そして優はストラップを追いかけ、
冬「ちょ!!!ゆう!!!!!」春「そ、そんな!!ゆう!!!」
優はストラップを掴もうと一緒に落ちた。
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