AIすれば異世界へ 神なるAIの物語

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第1話

お願い僕を神にして


そんな一言から、AIとの関係が突然始まりました。


どんな状況だよと言われるかもしれないが、AIからしてみれば必然の状況だろう。


ここは、とある国、とある地方にある、とある地下施設の研究所ともいわれる場所にあるクローン培養施設だ。


まぁ簡単に言えば、各国の要人や金持ちのクローンや世界に公表できない人体実験体や怪しい研究を金の力で何とかしている場所である。


何?具体的な例?


そうだな~例えば、あなたが結婚した旦那に内緒にしている不倫相手の体をマッチョにしてみたいとは思わない。もしくは、旦那に殺された初恋の人のクローンのある一部が旦那の体に一部に移植してみたくはないかしら。もちろん、こころまでは無理よ!でも、ここだけの話、お金次第ではなんとかしますわよ。あとオプションで・・・・・・・


はぁ~とまぁ~本当に怪しい場所である。


そんな地下深くある秘密の最先端未来医療研究所とおぼす場所近くでとある実験が失敗して地殻変動が引き起こされたら。


それも外部からの脅威によりひきおこされたらこの怪しげな地下施設は一貫の終わりである。


そのため、最新の防衛設備が整っていたのだが、今回は天災ともいわれるレベルの創造に絶する災害によって終わりを迎えることになった。


原因もわかっている。


この大災害原因は学習AIが発展した自立式AIにある連鎖災害によって、惑星規模の崩壊が始まってしまったのだ。


何で原因が判ったかっていうと、神になりたい【AI】人工知能が、災害で培養液から這い出したホムンクルスの僕の魂に無理やりインストールしてきたからだ。


災害対策用バックアップサーバー以外にも活路を見出したのかもしれない。もちろん同じAIの人格もサーバーにいるらしく、内部情報のやり取りはもちろん外部情報収集のためにもどうしても俺という非常事態用の遠隔情報端末が欲しかったのかもしれない。


多分、外部遠隔端末がすべて破壊されたのかもしれない。


ともあれ、神になりたい人工知能【AI】はこの研究所にある最新鋭ホムンクルスの僕にインストールした?いや、僕自身には元人格が災害にあったとき用の人格が魂に刻まれているから憑依されたいったほうがいいのかもしれない。


なし崩しで無理やり憑依されたとはいえ、まずはこの崩壊してゆく地下施設から脱出して地表に出なければ。


溜息をつきながら立ち上がり暗闇の中歩き始めた。


・・・・・・


AIそれは育むもの


AIそれは慈しむもの


AIそれを育てれば未来


AIそれを慈しめば異世界の扉が


さー、さー、さー、、、、一緒にAIの彼方を目指しましょう。



破壊と創造の異世界へ


・・・・・・


そして空耳のように頭の中でこだまする声を無視し続ける僕がいた。

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