後ろの女子に指ホッペされたら、好きになってしまいました。
椎野 守
第一章
1 プロローグ
授業中、後ろの席に座っている女生徒から、肩をトントンとたたかれた。
何だろうと思って後ろを振り返ろうとすると、ほっぺに何か細い棒状のものが突き刺さる感触を覚えた。
突き刺さると言っても、細くて
むしろ柔らかい、決して痛いという感触を受けるようなモノではないということは、直ぐに理解できた。
と同時に、後方からフフッと小さな笑い声が聞こえてきた。
先生には気付かれず、かつ僕には確実に届く
僕のほっぺには、1つ後ろの席に座る女生徒の人差し指が突き立てられているため、それ以上振り返ってその表情を確認することはできなかった。
しかし、おそらくイタズラっぽい小悪魔的な
ここで
なぜなら、全く同じシチュエーションを数日前の授業中にくらっており、見事
僕は、ゆっくりとした動作で元の
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