小説を科学する ~書きたいけど書けない、そんなときに~

第1話 客観的に分析するって大事ですよね

 小説サイトへ投稿するにあたり、科学的な観点から考えてみる試みです。

 などと、それっぽいことを言ってみましたが、要するにコスパ最大で小説を書けたらいいなという怠惰の極み的な話です。


 私は、これを書いている時点で『はじけろ!コーラ星人 ~残念宇宙人が地球にやってきた~』という小説を公開しています。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330668583939769


 まだ完結していない作品ではありますが、既に最終話まで公開予約をしています。

 分析で問題点が判明していますが、今まで読んでくださった方にも失礼になるかと思いますので、そのまま修正せずに最後まで公開しますし、今後も修正予定はありません。


 ある程度の文章力が身についたら、リニューアル版を書いてみたいと思いますので、興味がある方は今のうちにフォローをお願いします。


 この小説は私が初めて書いた小説、というか読書感想文以来の長文です。

 後で振り返ってみると改善点だらけなので、サンプルには最適でした。


 ということで、この小説の振り返りから始めてみます。

 他にもこういう観点もあった方がいいよ等、ありましたらコメントをお願いします。


 なお、分析にはツギクルの『作品分析』と、ChatGPT 3.5 を使用しています。


 ――


 ツギクルの『作品分析』結果


 ・構成要素分析

  ・ファンタジー要素 … 16%

  ・恋愛要素 … 15%

  ・SF要素 … 14%

  ・ミステリー要素 … 10%

  ・歴史・時代要素 … 9%

  ・その他要素 … 36%

 

 ・文章は読みやすいが、改行までの文章が長い。

 ・文章の傾向は軟らかめ。空行が少ない。

 ・文章の構造はシンプル。表現力が不足している。


 この分析にはAIが使用されており、たった1日で傾向を分析してくれます。


 『はじけろ!コーラ星人』は会話が主体なので読みやすいとは思うのですが、1行が長めになる傾向があるようです。

 原因としては、地の文(じのぶん)が不足していることです。


 地の文を書き慣れていないため、会話だけで話を進めてしまうところがあり、文章に奥行きが無いように感じてはいました。

 一方で、『テンポが良い』とのコメントもいただいておりまして、悪いところだけということでもなさそうです。

 地の文と会話のバランスを取るところが課題ですね。


 また、表現力が不足しているという点はカクヨムで他の作家さんの作品を拝読していて、自分との差に気付きました。

 私は表現力が圧倒的に不足しています。

 様々な表現手法を知らなすぎることを痛感しました。

 この問題については、次の ChatGPT による分析で解決できそうです。


 ――


 ChatGPT では、『小説を書きました。文法的、表現的に改善できそうな箇所と修正案を箇条書きで具体的に提示して。』の後に本文を貼り付け、分析を依頼しました。


 ここでもやはり、表現力の改善提案が大量に出てきました。

 いくつか、改善提案を挙げてみます。


『宇宙船の小さな窓から眺めていたその星は青く輝いていた。』

 ↓

『宇宙船の小さな窓から見上げる星は、青く輝いていました。』


『俺はこの宇宙船でコードネーム【イチロー】と呼ばれている。』

 ↓

『俺はこの宇宙船で【イチロー】というコードネームで呼ばれている。』


『殺人ウィルスで滅亡した星から6人の仲間とともに脱出し、とある【特効薬】と安住の地を探している。』

 ↓

『滅亡した星から6人の仲間と共に脱出し、とある【特効薬】と安住の地を求めている。』


 宇宙船の窓から星を見上げるという表現は違和感がありますが、その他の提案は確かに読みやすくなっているように感じます。

 文章の作成そのものにAIを使うのは意見が分かれるところだと思いますが(私は使わない派)、推敲に使うのはアリではないでしょうか。


 ――


 次回はストーリーの構成について『神話の法則』を取り上げたいと思います。


 参考になったと思う方は、★や♥などの高評価、フォローをお願いします。

 また、作品の方も読んでいただけると嬉しいです。泣いて喜びます。


 『はじけろ!コーラ星人 ~残念宇宙人が地球にやってきた~』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330668583939769


 『黒髪の美少女ですが、繰り上がりで魔王になったので徹底的に魔界を改造しようと思います』

 https://kakuyomu.jp/works/16818023211992887275

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