尻と泡

風呂で戯れ〜♪


===========


「尻ジンジンするわぁ〜。お前もトランクス派じゃなかったのかよ」


「尻の形を美しくするにはどうすればと考えてたら、「尻愛好家から尻研究家になってたのかよぉ〜」


答えてたら遮られた。


「愛好家に変わりがないが」

友人がケツを泡だらけにして洗い出した。


泡、泡、アワ、あわわ……


尻の上を滑る手。泡に塗れる尻……。


わしッと掴んでいた。


「うわぁお! お前まだ触り足りんの?」

驚きつつも陽気な声音。


ツルツル、ぬるぬる…と手を滑らせる。

揉んでも指が滑り、尻が私を拒絶する…!


許さん!

下から持ち上げる様に掴むがぷるるんと逃げていく。


「お前、……ちょっとそのまま触っててよ」


なんだか知らんが、許可が出たので、ブルン、ぷるんと指と尻の格闘を続けた。

泡というのはこうも儘ならぬ作用をもたらすのかッ。


「ゔぐぅ……やっちまったぁ。……スッキリしたから、いいか」


前も洗ってる。

なんだか、これでこの戯れは終わりな気がする。

寂しく、名残り惜しいが仕方がない。


尾方おがた氏よ。ありがとう」

「おぅ。気が済んだか。出たら、飲み直すか」




「尻に変な感覚が残ってる」

ナッツを放り込みながら嘯いてる。

酒をチビっと含む。

横で別のAVが流れてる。鑑賞会は続いていた。持ち込んだものはかける気でいるらしい。夜はまだ長い。


「また、触「次はないッ」

即座に遮られた。


チッと舌打ちしそうになった。


「地金が出かかってるぞ」

ニッと笑ってやがる。


「私は完璧だ」

「へー」

なんだその反応はッ。



============


真顔尻紳士!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る