第14話 飛び出し

 大学生の頃、車に友人を乗せて自宅に向かっていた時の事です。一方通行とT字路が入り組んだ場所なのですが、真っ直ぐ進むと左側に道が多いところでした。そこの1ヶ所でふと、


「ここ、飛び出しが多いんだよね」


と一言、そして減速したのです。その直後目の前を左から自転車が突っ込んできて、そのまま左折して走り去って行きました。ブレーキを踏んでいなかったら危なかったし、こっちに来なくて良かったとの思いもありました。偶然にたすけられた形です。


 しかも近所の知っている子なので尚更、ね。

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