第9話、この自分がこの作品の主人公だ!(ジュン視点)
自分の名前はジュン、この桃色クエストで出てくる主人公に自分は転生したのである。
元の世界で事故死で亡くなった事に哀れに思ってくれた神様が自分を転生させてくれたのであった、しかも自分が滅茶苦茶にやり込んだエロゲーの作品に生まれ変わった事にマジで嬉しかった。
あれ程にやり込んだ世界に転生したのだから絶対にハーレムを作り出してみせるぞと自分は元々から生まれた天才に更に努力もして色々とする為にの支度をしていた。
そんな中でこの主人公である自分に対抗しようとするキャラが現れたのである。
その名前はメシア、元々はこの作品の序盤に登場するモブ悪党みたいなやつで攻略キャラのアヤカに対して酷い事をするキャラだったはずがそんなことが無く普通に仲が良い状況であった。
自分はもしかしてこのメシアも転生者なのかと自分は考えてすぐに桃色クエストをやった事がある人ならすぐにわかる単語など発言したがメシアは何も反応することはなかった。
恐らく本当に知らないのだろうと思うと転生者ではないことが分かりならばどうすればアヤカを自分のものに出来るかと考えた。
そうして自分はチート並みに強くなった時にあるスキルを覚えたのである。
それは魅了スキルでサキュバスやヴァンパイアなどが覚えていることが多いのでそれらから多く倒して覚えたのであった。
しかし、それでもアヤカは余程にメシアの事が好きだったのか時間は掛かってしまったが何とかして自分のものにすることができたのだった。
その時のメシアがしていた表情は絶望して泣いていたのを見て面白過ぎたな、あれ程に必死になって頑張っていたのにそれが無駄になってしまったからな。
でもそんなに頑張ったのにアヤカはある冒険で死んでしまった。
でも実はこの世界はメインヒロインが死ぬと淫魔になって生まれ変わるのだ。
それはそれでかなりエロゲーに相応しい姿になるので自分はその時は気にしないでいた。
問題なのはどこ辺りに転生するのかという問題だった、実は転生するとどこに現れるのかはランダム式だったのでこればかりは自分でも分からなかった。
でも魔族に転生すれば基本的に殺されることはないからそこは安心だけどなとそれはともかく今は貴族になれるチャンスのイベントを実行している最中なのだ。
そのイベントは魔王軍の四天王、一人であるジャークを討伐しようとしているところである。
この魔王軍の四天王ジャークは他の四天王に比べてかなり厄介な奴で本体を攻撃しないと殺せないなのだけどその本体は隠しており見つけるのにはかなりの時間と運が必要となっているのだ。
実はこの本体と言える心臓部分はダンジョンのコアと一緒にあるのだ。
それを見つけるのにかなり苦労している、これもランダム式だったのでゲームをしている時はヒロインや主人公のレベル上げも含めてだったから構わなかったが現実となれば話は変わってくる。
滅茶苦茶に厄介なことになって見つからずにいたら何といつの間にかに倒されてしまっているのだ。
誰だ、自分の邪魔をする者はと思いで調べると倒したのはなんとメシアだと言うのだ。まさか、アヤカを寝取られた復讐でそうしたのであろうか。
それならばとなっとくできるがまさか、あんなモブ悪党みたいなやつに邪魔をされてしまうとは夢にも思わなかった。
ここまで執念深く来たことは本当に感服するけど自分の邪魔をしたつもりかな。
確かに予想外の事は起きたけどそれで自分を邪魔する事ができたと思っているなら大間違いだ。
なんせ、メシアが貰った領土は既に魔族の手によって支配されているから攻略方法を知らないとすぐにゲームオーバーになる。
そしてそれを初見でクリアをしたものは未だにいない、メシアの運命もここまでだ。
クリアをするつもりならまずはサキュバスに対抗するためにヴァンパイアの仲間は必要不可欠だ。
これで既に大変な事なのに所見でクリアをするならここでドラゴンまたはワイバーンを仲間に加えないといけないのだ。
そんな事は桃色クエストを何度もクリアをした者しか分からない。逆に言えば何度もクリアをしたことがある人なら分かることだけどなと思いながら次の予定を考えていた。
貴族になれるチャンスのイベントはこれ一つではない、他にも存在しておりそれをこなせば良いだけであるので多少は遅れてしまうけど構いはしなかった。
なぜならば俺には絶世の美女を既に数人ほど手に入れているからな。それとギルドでは自分がいないと回らないぐらいに重要なものになっているから原作みたいにやりたい放題だ。
それで気をつけるべきことはなんであのメシアがここまで強くなった事になんでジャークの心臓の場所を突き止めたのか。
自分の考えが正しなら他にも転生者が存在してメシアに対して助言をしたとしか思えない。
あんなモブ悪党みたいなやつがレベルが51だなんて信じられない。普通に考えて背後に誰かがいると考えたほうが良いだろう。
何を思ってあんなモブ悪党を助けているのかは分からないけど確実に原作ゲームの桃色クエストをやり込んでいた者に違いない。
そうなると向こうも対策はしてくるだろうな、こちらは原作の主人公に転生したのだから嫉妬をされて攻撃をされてきてもおかしくはないからな。
無論、自分は原作の主人公が上がる限界値である、レベル100は到達はもちろんの事にダンジョンコアなどを破壊してレベルの上限を上げている。
今ではレベルが125まで上がっている、どんな相手でもこの世界に自分に勝てる奴は存在はしない。
対してメシアは普通の人間だからレベルの上限は50であり、ダンジョンコアを破壊した事により上限が1だけ上がり51となったのだろうなと考えられた。
だからこそ余程に努力をしたことは容易に想像できる、これが原作の主人公である自分でなければ復讐を果たせただろうにと自分は内心で笑っていた。
さて、イベントなどやりながらヴァンパイアのユリアちゃんでも探してみますかと考えた。
彼女はかなり強くなるから是非とも仲間にしたいし原作キャラでもかなり人気がある方だから自分のハーレムに加えたかった。
それだけに攻略難易度は高いけどな、彼女に何度もレベルドレインをさせてあげた後に仲良くなって彼女の心が大きく動く事をすれば攻略が完了する。
これを満たしているのは自分またはメシアのみであるが流石にここまでメシアも出来るはずがないと自分はそう考えてから未来のための一石を打ち始めるのだった。
それにヴァンパイアのユリアは幼馴染であるアヤカの生まれ変わりでもあるからな。
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