百人一死

額田兼続

ゲーム開始前

プロローグ

「………ふぅ」

俺、武田隼斗たけだはやとは、中学3年生。

今は夏休みだけど、俺は毎日勉強机と向き合っている。受験の為だ。

俺の住む町は、でっかいくせに田舎で、中学受験を受けたかったが10km離れた町に行かなければ受けられる学校はないので、諦めた。

今は午後7時40分。母さんがくれたおにぎりを食べながら、国語の問題を解く。しかし、全くわからない。

「これは、〇〇、だろ。それで、これは…」

俺の兄(大学生)が教えてくれるので助かる。そうじゃなければ俺は絶対受かんない。


…………………

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