第5話「娼館篇04 4mui 痛みとの戯れ」

「リラ、この3人のムシュの髭の人ね。」 


ーーふぅん。

「ようこそぉ!プティッシュ達!」

ーーこいつは、ブル⁇

「ブランが良く似合う、プティッシュだねぇ!今夜、私の相手をしてくれるかぃ?」

ーー当たりかな?ハズれかな?

男は、微笑みながら腰をぐっと持って自分の膝に座らる。

 いいよ。

ーーどうせ、くだらない話ししてるんだろうな。

酒を注いで話の輪に入る。

「新しい所では、上手くやっているか?

こんな所で遊んで…はぁ。祝いの席はいいのか?」

「どうせ、フラレンスにどうかとシェリィヌを勧められるだけだ。

どうせなら、極上のプティッシュと戯れたい。

フフフ、プティッシュだ…。」 

ーーそう言うながら、腰を撫でて来る…。

「はぁぁ…こっちを断ってくれょ…。」


「君、名前は?」

 リラ

「生まれは?どうしてここへ?」

 ブルの生まれだけど、没落してしまって。今はこの様。

「どうりで品があると思ったよ。でも、良い落とし物してくれいてよかった!」

下品な笑みを浮かべながら、身体中を撫で回され、腹に顔を埋められる。

 あんたもブル?

「ああ。そうだ。私もブルだよ。」

ーー当たった‼︎

顎を掴んで、そっとこちらに向ける。

 リラが欲しい?

「ああ。君にしか出来ないお願いがあるんだ。」

お願い?少し部屋に行くのが楽しみだよ。


ーー今夜の相手は、どこかの土地を治めてるらしい。

そこで祭りがあるらしいが、誘いを蹴って来たらしい。

お偉い身分が訊いて呆れる。

 こんな事されて気持ちいいんだ?いけない人だねぇ。

ーー顎を掴んで首の血管に沿って舐める。

 リラ、ちょっと楽しくなってきちゃった。

ーー嘘。

全然、楽しくない。

「ハァァ。リラ、頼む…。コレで私を縛ってくれぇ!!そして打ってほしい。」

 いいよ。

ーー複雑に縄で縛る。

肉は盛り上がって、肌の色が変わっていく。

 リラの平手打ちは痛いよ。

ーーここまで縛ってやめる気はない。

「フフフ、あぁ。やってくれ。」

((€

「ッ!ハァアアン!!」

((€

「ッ!ハァアアアァン!」

 どう?

「ずびび…リラ、もっとだ、もっと!」

((€

「ッ!ハァアアアアァン!」

 気持ちいい?

ーー盛り上がっている肉を引っ掻く。 

「ンアッ…アァ」

ーー身体は、楽器の糸の様に弾んだ。

鼻血を出しながら、男は頷く。

あ、血が平気になってる。

「アァ!!私のモンルゥ!ソノ目がたまらない!!」

『もっと気持ち良くなりたくない??』

ーー耳元で囁いた。

「ア、アァッ!」

ーー乳首を引っ掻かく。

『じゃあ…』

ーー首が絞まる様に縄を持つ。

ぐっと引き寄せて。

『もっとリラを感じて…』

ーーいろんな所を刺激的に舐めた。

「ひょぉ…苦し…ぁ、ぁ。」

ーー事切れる寸線でぱっと手を離した。

離した瞬間、男の顔は安堵と快感でいっぱいになっていた。

 『さぁ、堕ちてしまえ!』

*:*

 ふふふ。

 

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