ブラック会社に勤める、顔がそっくりな双子の妹と入れ替わりで働き始めたら

激 辛

第1話

「大丈夫?最近なんだか、大変そうだけど」


「大丈夫・・・な訳ないでしょ!!」


俺の双子の妹は最近、どんどんと活気を失っている。顔を見て明らかにわかる。


もう辛そうで、ずっと心配だった。


「あー、今日だってこれからやらないといけないこと沢山あるのに!!」


マジでか!!普通に定時外勤務じゃん。


「嫌だよ。もうやめたいよ」


「なら、辞めたら」


「辞めれないよ!!辞めたいのに辞めれないんだよ!!」


「そうなの?」


「だって、まだ私は働いていてから2年だよ。入ったばっかだし、後輩も居るし!!まだ頑張らないと」


「いや、でもなぁ。このままだと」


「そうだよ。このままだといつか倒れるよ!!でもやるしかないんだよ!!」



そう言って、妹はパソコンを打ち始める。

ーーー


妹にコーヒーを持って来ると寝てしまっている。


ぐっすり寝ているなぁ。


俺はパソコンを見ると、確かここもやらないといけない所だよな。


_________

「はぁっ!!やらないと!!うっかり寝ちゃった!!」


私は目を覚ましてパソコン見る。


やばい時間がない。


どうしよう、どうしよう。ここはやらないと後輩が大変なことに、


「最悪だ、間に合うかな??間に・・・嘘?終わってる?」


「あ、おはよう春。よく眠れ」


「何で起こしてくれなかったの!!お兄ちゃん!!」


妹は大声で叫んでくる。


「気持ちよさそうに寝てたから」


「気持ちよさそうに寝てたからじゃないでしょ!!」


妹はパソコンを指で刺し


「ってそうだ!!お兄ちゃんがやってくれたの?これ」



「そうだよ。」


「・・・」

妹は言葉を失っている。


「・・おおお・お兄ちゃん、」


妹は弱々しい声で、


「ありがとう」


「うん」

_________

妹は会社に出勤した。


春本当に、会社大変そうだなぁ。


毎日、毎日朝早いのに、帰って来るの遅いし、昨日と言うか、今日だって深夜の帰宅だったし、


やっぱりブラック極めているんだなぁ。


ーーー


俺は自分の仕事である、自宅ワークをやりながら、妹の心配をする。


「はぁー、妹が心配だな。何か方法はないだろうか?」


そして、俺は参考資料にある、双子の変装物を見つける。


いけるか、いや、無理だろう。仕事の内容知らないし、


でも、妹からどんなことするかはある程度聞いてたし、


現に今日変わりにやれたしなぁ。


_________

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