第5話

最近、この自分の力を戦闘以外で使っていることが多い気がする。


 「その、昨日はごめんなさい。」


前田さんは俺に謝っている。


 「いいよ、あの場面みたら誤解するのは当たり前だから。」


それより、この会話がまずい。


 俺はクラスメイトに早速目を付けられた。


 「おい、お前なに、前田と話をしているんだ?」

 クラスの御浜さんだ


「違う、私から話しかけたの。」


「いやいや、こいつに脅されてるんでしょ。大丈夫だよ俺が締めてやるから。」


そして、机を倒された。


 どうしようか、前田さんはやっぱりはやとちりすることはあるけど良い人みたいだ。


 だからここで変に俺が庇っても前田さんが何かしら言いそうだし。


 「ひどい!大丈夫?」


「おい、前田!こいつを庇うのかよ。」


「違うよ!私の妹の命の恩人なの!だから庇うんじゃない!恩返しをしているの!」

言っちゃった。


 「なるほどね。じゃあ、むしろもっとやっていいことね。」


そうして、俺に一撃を入れる。効いてないけど。一応椅子から落ちる程度に吹き飛ぶ。


 「何するの!!」


「前田!お前俺のものになれよ。だったらこいつを見逃してやるから。」


「・・・っ!」


 クラスのいる一部も笑っている。残念ながら唯一頼れそうな川上さんがいない。


 「いいよ、なるよアンタの物に。」


「おー、じゃあ早速その印に、俺に口付けをしろ。」


 前田さんは嫌なそうな顔をして覚悟を決めてしまう。

「・・・っそんな、やるわ!」


 「いいかく、「やらせねぇよ。」


 「グハッ!!」

 思いっきり歯が一本取れてた。


クラスのにいる人達はみんな驚いている。


 「今から、俺本気出すから、ここで起きたこと秘密ね。じゃないと」

  俺は御浜の髪を引っ張って持ち上げる。


 「こうなるよ。」

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