第3話

俺の弁当を食べている。机はモンスターに蹴り飛ばされた。


 「川上さん流石に酷い。」

 この学校に来てから一番ダメージ喰らったかも。


「私のこと昨日、笑った罰よ。つか、アンタ口答えとは生意気ね。」


「、、、すいませんでした。」

能力使って弁当代、盗んでやろうか!!いや、流石にそれは今までのポリシーに欠けてしまうな。

 

「つか、不味そうな弁当ね、」


プチン!それはもっとポリシーに反する。これは大切なマイシスターが作ってくれた、お兄ちゃんなんて大嫌いのツンデレ弁当だぞ


 「何だと?」


「!!何よ!そのマジの反抗的な態度!!」


 「これはな、確かに入っているのは、もやしともやしともやしともやしと妹による愛情の裏返しが詰まった弁当なんだぞ!」


「アンタ、いつもどんなの食べるのよ。」


「もやし!」

と狩り終わったモンスター!たまにガジうまいのがある。

基本的にバイト代は、全てお母さんに渡し、それを妹のお小遣いにして貰っている。


「、、、アンタ餓死するわよ」


「大丈夫、俺見ての通り以外と体付きあるから」

 下手したら普通の人より豪華な食べ物食べてるかも、

能力のこととモンスターのことはお母さんだけは知っている。だからお母さんに俺の食費は要らないと伝えてある。


「、、、し、、、無駄になってし、、、仕方ないから弁当あげるわよ。」


「いや、初めから弁当を無駄にしないでよ。」


「仕方ないじゃない、昨日の怒りがあったんだから」

、、、まぁ確かに笑った俺が悪いな。そして、川上さんの弁当は思ったより、不味かった。


 「どう?美味しい?」

キラキラした目で見てくる。


 「美味しいよ!」


「、、、ン、、、な訳ないでしょ、技と不味く作ったんだから」

まさかの不味いの答えが正しかった??

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