第10話
それから、新規プレイヤーさんのワーさんと一緒に楽しんだ。
俺よりもすぐにこのゲームに慣れて、あととても話しやすかった。
「あの、よければフレンド登録しても良いですか」
「いいですよ」
「やったー!!初めてのフレンドです。」
「本当だ。」
ワーさんのメニューを見ると本当に初めてのようで他にフレンドがいなかった。
「この二人はリアルの友達ですか?」
「いえ、僕が入った時にたまたま声をかけてくれて」
「そうなんですね!」
「はい、先輩みたいな感じです」
「・・・ぶ」
「どうしたんですか??」
「何でもないです!!これからもよろしくお願いしますね!先輩!」
「先輩ってまだ、一日だけですけど、こちらこそよろしくお願いします」
ーーーーーーーー
ログアウトすると、
めっちゃドキドキした。あんなことって本当にあるんだ。
彼女から、体調の心配の連絡が入っている。
現在ログアウト中??
今日はVRやるって言ってたから・・・まさか、今頃リアルで、
これからはこういう闇が見えてくるのかも知れない。
耐えられるかな、俺
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