奴隷国 その国の奴隷以外を抹殺し、その国の王となった。

激 辛

第1話

とある国では、大人しか、国民が居ない。子どもとは奴隷であり国民ではない。国にいる大半は、奴隷であり一部の富豪だけが国民として扱われている。国民にとって、奴隷はおもちゃであり、国の発展の為の道具である。

そんな、国を遠くから来た、田舎者の少年がたったの1時間で壊滅させた。

 

 一度滅びたこの国は、その少年を中心に、元奴隷達と前より断然良い発展を遂げることになる。



ーーーーーーーーーーーーー


「お父さん、俺やったよ。ってそうだ、ここからも急がないと!」

 

血によって真っ赤には染まった少年は床を魔法で破壊する。


「1秒でも早く!じゃないと今死んでしまう人がいるかもしれない」

 少年は圧倒的な魔力を持っているが、国との戦いで無くなりかけている。だが、


 「振り絞れ、振り絞れ!命を助けるために!!」




 あっ、人が見えた。


 見渡す全ての、人が痩せ細っており、今も夢中で過酷な労働をさせられている。


 大きく息を吸う。


 「助けにーー来ましたーーーー!上にいるクズ達は全て○ろしまたした。これからあなた達も解放をします。助けます!」


人々は声がする上を向く。

 人々にとって、毎日同じような、地獄の中で新しい希望が見えた。


 少年は昔に父親から聞いていた。


 【まず、奴隷達を助けるときは首についてる首輪を破壊しなさい。そのとき、ちゃんと封印魔法をするのことを忘れずにね、爆破するから。】



少年は次々と、首輪を取っていた。


 そして、全ての人の首輪をとった後、空間魔法を使い、大量の食料を出した。


 疲れ切った少年は魔力の使いすぎで倒れた。


 ___________________________


 ここは、、、そうだ。


 「あ、、、よかった。本当によかった。」

 女の子の声??


うわぁ、膝枕らぁぁ、ぁ、、、


 短い髪、、、


「命の恩人がこのまま、目を覚さないと思った。」

よく見たら、男の子だった。少し残念。


「大丈夫、魔力切れただけだったから」


「えっ、それってやばいんじゃ」

 目の前にいる子どもは慌ててる。

そうだった!普通魔力切れば死んだり、後遺症が出たりするんだった。


「俺は魔力切れても大丈夫な体質なの。ほら自分で言うけど、俺元この国を壊滅させるほどの異常な魔力の持ち主だから。」


「すごい、、、」

驚いた顔ををしているが、段々と暗い顔になっていく。


「僕は、何人も人が魔力切れで死ぬ人を見たから」

しまった。


「あ、ごめん、気にしないで。そうだ、それよりみんな待っているよ。はやく顔を見せてあげて。」


「みんなって誰?」


「君が助けた人達だよ、ほらこっち来て!」

そう言って、俺の手を握って扉を開ける。

一度急に止まって俺を見る。

 「そういえば君の名前は」


「俺、タロ」


「タロって言うんだ。変な名前」

割とズバズバ言う。一応恩人なのに。


 「僕、ミキよろしくね」

 ミキか、えっミキ?


「よし、」

ミキは俺の後ろにつき、背中を押す。


 宿を出ると、光が差し込み、俺の周りに沢山の人がいる。


 「あー、目を覚ませたれのですね。」「よかったー」


何人もの人が俺が目覚めたことを祝ってくれている。


 「タロ、みんなにも名前を教えてあげて」

人が多くて緊張するな。


「俺は、、、タロ、、、よろしく」

 

 一瞬静かになったが、一気に歓声が上がった。


「おーー、タロ様」「タロ、タロ」「タロ様照れてて可愛い」


「俺たちを導いて下さい。」「王よ、」


えっ??


 「ツンツン」


「あっ!ミキ、王ってど言うこと?」


「そりゃ、大半の人が僕も含めてずっと奴隷だから過ごし方とか、生活仕方とか全然わかんないから誰かが導いてあげてないと」


「それで俺?」


「うん、さっき寝てる間にみんなで決めたんだ」


「でも、俺王なんて出来ないよ」


「大丈夫きっとなんとかなるよ!それにタロが王をやんないと」


「王!王!」「タロ王!」「王をやって下さいタロ様!」


う、、、


 タロは頼まれると断れない性格なのだ。


 「やります。」

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奴隷国 その国の奴隷以外を抹殺し、その国の王となった。 激 辛 @eaconnn

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