26.呼び方
「そんなこと気にしてたの?」
「だって名取さんって呼び方距離感じるんですもん!」
「そうかなー?」
別に私はそんなに距離感感じないけど。
それに
「名取さんだって私のこと黒川さんって呼んでるじゃん」
「それは……」
名取さんが顔を赤くし少し言葉に詰まったがすぐに答える。
「だって恥ずかしいじゃないですか、名前呼びって!」
名取さんがそんな可愛らしい理由を言う。
「そんなことないと思うけど」
まあ人によって感じ方とか変わってくるしそんなものなのかな。
名取さんが気にするなら呼び方変えようかな。
でもそれだとなんかもったいない気がするし……そうだ!
いろいろ考え一ついい案が浮かんだので名取さん……じゃなくて芽衣に一つ提案する。
「わかった、じゃあお互い名前で呼び合お?」
「え……私もですか?」
「うん、どうせだったらお互い呼び方変えたいし」
そうお互い平等に呼び方を変えればいいじゃない、と私は考えたのだ。
私だけ呼び方変えても何か寂しい気がするし……。
芽衣は少し悩んでいたが答えを出した。
「……わかりました、確かに”黒川”さんが名前で呼んでくれるのに私だけ苗字呼びとか少し変ですもんね」
「今黒川って言った、”黒川”じゃなくて”夏希”ね」
「……夏希さん」
さん付けだけどまぁ今はいいか。
「うん、これからもよろしくね芽衣」
「……私が提案したのに夏希さんに会話の主導権握られてる気がするんですけど」
気のせいじゃない?
────────────────────
最終的に呼び方は
芽衣 元の呼び方「黒川さん」→「夏希さん」
夏希 元の呼び方「名取さん」→「芽衣」
この呼び方に変わりました!
苗字呼びをずっと変えようと考えてたので自分的には結構すっきりです。
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