全く思い出せない幼馴染

激 辛

第1話

「久しぶりだね、夏くん。」


 桜が何本も並んで咲いているこの綺麗な道に合う、桜の髪をした美少女に声をかけられた。

「えっっ誰だっけ?」


「ふふ、もしかして、惚けてる?それとも可愛くなったから気付かない?」


「すいません、本当に分かりません。」

嫌ガチでわからない。


「この顔は、昔から困った時の顔。まさか本当に忘れてる?」


ーーーーーー

 忘れた記憶幼馴染との思い出1

 小学四年生の時のこと。


 桜が並ぶ綺麗な道に、風によって現れた綺麗な桜パンツ。

「 キャーーー」

 「危ないーーー」

 瞬時に女の子前に立った。

だめだ、みんな必死に女の子のパンツを覗こうとしている。

こうなったら。

 ズボンを落として!

 「みよ!俺のパンツを!!」


 「おえーぇーー」「キャーー」「お前のパンツなんて見たくねぇよ!」

 そして、反対の方向を向いた。


ーーーーー

 

 「ねぇねぇ、本当に覚えてないの?」

俺にこんな可愛い知り合い居たかなあ?親戚とか?いやそれはないな。

 「ごめん、やっぱり覚えてないの?」


「うん、ごめん。」


「そっか、ちょうどねこんな桜の道でね。」


ーーーーー

  忘れた幼馴染との記憶思い出2


 「あの、ありがとう。」


「うん、じゃあまたね!」


 

 「同じ学校なのかな?転校先が同じクラスだといいな」

転校初日から気が重くなりそうな思い出が胸ときめく転校に変わる気がした。


「あ、桜が、、、え、、、ぐっは!」

少女は高速で追いかけて、ストレートを決めた。


「、、、桜がついてるよって言おうとしただけなのに、、、ガク」


「え、、、本当だーーごめんなさい」


ーーーーー

 「桜と少女、思い出すこと無い?」


「、、、なんだろう、、、」

俺は必死に記憶を振り絞る。そういえばとても良い何かを

 「は、、、パン、、、グハ!!」


そして、男は完璧にその時の記憶を失った。


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「おはよう、菊地」


「おはようってどうした?その怪我??」

「いや、ありえないと思うけどさ、幼馴染(?)に殴られて、吹き飛ばされて。」


「何、ベタの漫画のような話は、本当はどうしたの?」


「いや、冗談じゃなくて。悪いけど、痛みを感じない為に少し寝るね。朝の朝礼は寝ても怒られないし、授業始まったら起こして」



「わかった、20分くらい寝ときな」

ーーーーーー

 菊池(友達視点)

 「今日は転校生が来るぞ。」


 クラス中は騒ぐ、そして

 「ちなみに女子だ。男子の勝ちだ!!」


男子達は盛り上がっている。


コイツ、寝てるけど起こすか、転校生とかそう言うイベント大好きだもんな。


 ただ、余りにも気持ち良さそうに寝てるし、起こさないでおこう。


 「入ってこい」


「おーーー」とクラス中はが歓声が上がる。


 「桜宮 春野です。」


「ようこそ、2ー2へ、クラスの自己紹介は各々で頼む。ちなみに先生が一番最初にしたぞ!」


  桜宮さん笑ってる。今小さい声で何か言った?


隣は、

 「相変わらずだなー」


 いつもイベントごとにみんなと違うことをする。


 「席はどこらへが良いかな?」

 後ろの方に空席が3箇所ある。


 クラスの主に男子は桜宮さんの席をワクワクしている。


「あの窓際で良いですか?」


「良いけど、あの寝てるやつ変人だよ。」


「ふふ、大丈夫です。」


クラス中から、嫉妬の声が集まる。


 つか私と席近いな。


 こっちの方に来た。


 そして、あれ私の横で止まった??


 いやどちらかと言うと、

 私はさっきまでの会話を思い出す。


 「おはよう、起きて、タッツー」

桜宮さんは寝ている人を起こそうとする。

 クラス中から「えーー」と驚いた声が出る。


 「あ、サンキュー菊池?ってあ、、、、、、すいません、トイレ行って来ます。ごめん、そこ通るね。」

 お腹を抑えてトイレに行った。

 それを見て、桜宮さんはとても笑顔で笑っている。


ーーーーーーーー

 忘れられた幼馴染の思い出2


「さ、、、桜宮、、、春野です!」


「はい、元気な挨拶ありがとう。このあと、自己紹介あるからね、席は、、、あの寝てるやつの後ろね。」


「あ、はい!」

 よく見たら、この子さっきの?


 「おい、起きろータッツー」


「はい、おはようございます、バチグソ寝てましたー!寝ててすいませんでした。」

ピシッと背筋よく立つ。


「じゃあ、早速その罰として、転校生の席をとって来て。」


「了解です。」

 急いで席を取りに予備室に向かったらしい。


「机と椅子を持って来ました。ってもしかして、、、いや誰だっけ?」

 

ーーーーーーーー


 腹が痛い。ストレートの痛みを思い出す。


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