「おや？君が送った子供たち、おかしなことになってるよ？」

「えっ？神託は下したと思ったけど、どうして？」

「ああ、その神官なら殺されたよ、この世界ももうダメかもね」

「そ、そんな。うーん、仕方ない。とりあえず彼女達とその周りの人に加護を与えようか」

「でも、あの二人も……」

「大丈夫、魔の誓いを済ませてる。裏切りの代償は苦痛に満ちた死だ。それだけ覚悟があるってことだよ」

「ほんとだ。魔の誓いなんて、最近とんと見ないのにね。ふむ、天罰は様子見かな」

「とりあえず、この子達を贈ろう。きっとあの二人なら大丈夫」

「そうだね、なんせ500年ぶりの先祖返りだ」

「ほら、行っておいで」

【わかった】【了解した】

「大丈夫かなぁ？」

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