第4話

クラスメイト視点


 私には好きな人が居たが今はもう亡くなってしまった。


 「ねぇゆず?大丈夫??」

 彼女の義兄だった人だ。


「大丈夫だよ。」


  本当は自分も体調も気分も優れない。


 授業に集中出来ていない。


  

 ゆずちゃんは寝ている。


 いいな、私だったら寂しく寝れないよ。


 ゆずちゃんとは仲が良かった(よくしてた)が今は恨みを感じている。


 ゆずちゃんのお兄ちゃん虐めは目に余るところがある。(この人もしていたが)


 そしてその結果がお兄ちゃん殺害に繋がってしまった。


 「お兄ちゃん、ごめんなさい」


 ゆずちゃんから寝言が聞こえる。夢の中で起こっているのだろうか。まぁ当然だよね。


 私もたまに彼を虐めた夢と告白して振られる夢を見る。


 私達の消えない罪なんだ。


ーーーーーーーーーー


 「お兄ちゃん、ごめんなさい。ごめんなさい」

涙を流している。


 「お兄ちゃん、本当は好きだったのだから、だから」

その寝言を聞いて思わず私も涙が出る。


 「私だって、私だって好きだったのに」


ーーーーーーーーーー

 魂視点


 俺は再びありえないことを聞いた。


 義妹と一緒に嫌がらせや虐めをして来て、俺の靴を隠し、教科書を隠したクラスメイトの花見さんが俺のことが好きだった??


 

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