いつか

ようび

1日目

「ママ!このこかって!」

俺と■■の出会いはペットショップだった。


母さんを説得して、必死に説得してかった猫。


「ははは!こっちこっち!」

ニィーニィー

俺の後を必死についてくる■■。どうもそれが可愛くて大切だった。


「すー。Zzz」

一緒に寝たりもした。とにかく連れていける場所は一緒に行った。


小学生になると学校がある。幼稚園の時も一緒に連れていけなかったが、小学生になるとさらに減る。

■■は登校しようとする俺を追いかけて玄関までくる。


「ダメだよ。でも帰ってきたらいっぱい一緒に遊ぼうね!」

にゃあ!


友達が遊びに来ても一番近くにいるのは■■。たまに空気を読んで離れることはあってもほとんど一緒。


「よしよし!」

ゴロゴロ〜


家に呼ぶ友達は無茶なことをしない人を選んだから■■を可愛がってくれた。


宿題に追われているとき


トン

「うん?よしよし」


いつもタイミング良く来て、「休憩!」と言わんばかりに撫でを要求してくる。


初めて雪が積もったときには


サクサク

「あははは!つめた~い!」

■■は最初はびっくりして外に来なかったが、俺がいると知ると我慢しながら雪の中を歩いてきた。


「あったかいねぇ〜」

にゃ〜お!

やっぱりあったかいのが好きみたいだった。


正月の初詣は


パチ パチ 

「ふふ、暖かいよ。寒くない?」

■■は俺の服の中に入り、夜風をしのぎながらお参りをした。


「写真とるよ~」

「こっちこっち。ここ!」

妹と■■と一緒にお雛様と写真を撮ったりした。



「たのしいね!」

にゃあ!

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