第2話

運が最高に悪いことに、こんな日に限って学校は代休で休みである。



 お姉ちゃんは大学生になってから、前よりギャルぽっく明るい性格になった。


 俺はお姉ちゃんが大学で楽しくしてそうで嬉しかった。まさか二股相手を見つけていたとは、流石にそれは喜べない。


 姉が無言で部屋に入って来た。


 気まずい。流石に気まずい。


 何と言うか、裏切られたショックが自分の実姉だったから尚更デカい。


 ここはとりあえず部屋に隠れよう。


 「あ」


姉が何か言おうとしたが、俺は無視する。



 どうしよう。心が折れそう。


 今日も姉は二股相手とイチャついて来たのだろうか、



 こんな心が折れそうな俺にだれか相談に乗って欲しい。


 俺は仲のいい親友に電話する。


 親友に相談した。


 そして、


 「行って来ます。」


「弟どこ行くの??」


「関係ない、俺だってやりたいことはある。」





ーーーーーーーーー


 親友は


 「今日は俺達の奢りだ。悲しい時は一緒ラーメンだ。」


「うん、うん。」

俺は泣きながらラーメンを食べる。

 

__________________

家に帰った。


ラーメン食べて、親友に沢山愚痴ったから少しはスッキリした居るが、流石にダメージは癒しきれてない。


そして姉を見ることになる。


「・・・」


お姉ちゃんが居た。


「おかえり」


「・・・」


返事をする気にはなれない。


姉「お姉ちゃん!!」


姉は大きい声を出す。


「お姉ちゃん、彼女は辞めても、姉は辞めないから」


「・・・それはそうだよ。」


俺は部屋に走る。


「・・・弟!!」

姉の声が聞こえる。


だが俺は無視して、階段を登って部屋に入った。


ーーーーー


「お姉ちゃんだよ。開けて欲しいな」


「・・・」

見たくない。


「お姉ちゃん、私のしたことは反省してる。だからもう一度顔を見せて」


「・・・」

見たくない。


「・・・お姉ちゃん、さっきね。弟がラーメン食べに行った時に涙が止まらなくてね。今更すごい後悔したんだ」


「・・・」

知らない


「だから、お願い。もう一度だけチャンス欲しいなぁ」



「知らない!!」


チャンスってなんだよ。


そんなチャンスなんてあって居いのかよ。



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