第6話

高校時代


彼女に告白されて、不満もほぼない付き合いだった。


「本当にごめん。友達に誘われてて」


ただ無いわけじゃなくて、彼女は友達の誘いを俺より優先することがあった。


「いいよ、仕方ないね」


俺も縛りたくは無いし、彼氏だし、時間は沢山あると思っている。


出来れば俺は友達より彼女と居たいし、彼女もそう思ってくれるなら嬉しいと思った。


ーーーー


その日は、俺の誕生日で彼女がデートプランを考えてくれたみたいで、

今日は凄く楽しみだった。


だけど、集合時間になっても、来なくて俺は心配になって連絡した。


「えっ、優ごめん。今友達と遊んでる。ごめんね」


そして、電話を切られた。見事にドタキャンだった。


その後、忘れてらしく謝られて終わって埋め合わせはなかった。

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