第6話
楽しかったなぁ。フレンドも交換出来たし、
最近VRは悪い事だらけだったけど、良いこともあるもんだなぁ。
よく考えたら、こうやってネットで知り合うのがVRの醍醐味じゃないか!!俺は今まで知り合いとしかやってなかったから本来の楽しみ方を忘れていた。
インターホンがなる。
「はーい」
郵便だろうか?でもこの時間に来るだろうか?
そこには、夏がいた。
「・・・どうしたの?」
流石に時間と、家族も居るので扉を開けざる得ない。
「優、久しぶりにお泊まりしていい?」
「・・・急だなぁ!!」
_______
「あら、夏ちゃん久しぶりね」
「はい!!お久しぶりです!!」
このように、家族は当然ながら夏の泊まりを許した。
ーーー
「で、何で急に泊まりに来たんだ?」
「優が態度悪いから」
「・・・いや、泊まりに来る理由にはなってないんだが?」
「優が話してくれないからだよ」
「・・・いや、それも関係ないよね。」
「あるよ。いつもなら、この時間はVRで一緒だったじゃん」
「追い出したの夏じゃん」
「それは事故じゃん」
「いや、それなら思いっきり自作自演じゃん」
俺はあまりにも、はっきりと何が悪いが分かりきってる会話に苛立ちを思っていたところに一つの言葉がはいる。
「ごめん」
「・・・・」
__________________
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん??
俺は余りにも急に謝罪されて思考が変になっていた。
数々と彼女達の思い出、あのトラウマの瞬間、怒りと悲しみと色々と、
まるで失恋ような苦しみ(したことないけど)もう色々、辛かった。
そして、全然謝らない彼女達、むしろ、イラ付かさせてくる彼女達、
なのに、えっ??なんでこんな急に??いや確かに謝るにはこれ以上ないくらい謝らないと気まずい場所だったけど、
「ど、どうしたの急に?」
「いや、ここ来て、優との思い出を思い出して色々自分がバカになって、
あはは、何でずっと私、強がってたんだろう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・知らんよ」
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