【修正前 05:36】臆病で陰キャでボッチな俺は虐められて屋上から落とされて、さらに悪化した。

激 辛

第1話

 

 「アンタみたいな幼馴染死んじゃえばいいのに」


「・・・ごめんなさい。死ぬのは怖いです」


「はぁー本当になんでアンタみたいなのが幼馴染なんだか」


 俺はボッチで臆病でインキャでコミュ症で、寧ろダメ駄目な所と言える程ダメなところしかない。


 「なぁ、三奈??」


「何??」


「俺たちこの後続きやっていい??」


「いいわよ。ただ私先生に補習で呼ばれてるから、私は行くね」


「あー、残念、補習頑張れよ。」


「頑張ってくる。」


俺はこの男に屋上に運ばれた。


ーーーーーーーー


 幼馴染視点


 はぁー、早くあいつの所に行って虐めて絶望する顔を見たいな。

 好きな人程虐めたくなるって奴よね。


 昔は明るかったけど、今も凄く好きなんだよね。


 死ぬとか言ったけど、あいつがもし死ぬなら、私も一緒に死ぬつもりくらい好きなんだよね。


 本当に自殺とかしたらどうしよう??そんなの想像したくもない。けど今の彼の絶望する顔も好きなんだよね。

 何というか、このギリギリをついた感じのスリルがたまらないと言うかなぁ、


 はぁ、早く補習終わらないかな。


 空は綺麗だな、今頃アイツは虐められているんだよね。


 あー、絶望する顔が


「えっ??」


今一瞬、一瞬だけど、私にははっきり見えた。


 そして、その瞬間、私の今までしたこと全てが後悔として頭に巡ってきた。


 お願い、神様!!お願いします。彼だけは守ってください。どうか見間違いであってください!!お願いします!!


 私はすぐに下を見る。


 そこには、


 「嘘ぉ、・・・」


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屋上


 「ごめんなさい。やめてください、ごめんなさい。」


「ダセェ命乞いだな、おい」


 俺はずっと蹴られて叩かれ殴られ続けている。


 だけど俺には逆らう力も勇気もない。


 「なんで、テメェみたいなのが、三奈の幼馴染なんだよ!!」


「痛いです。許してください。」


「ならさ、お前ここから落ちてみろよ。」


「・・・無理です。死んじゃいます!!」


「三奈も言ってただろ。死んでくれってなぁ」


「ごめんなさい、それだけは嫌です。」


「嫌ですじゃねぇだろ。許して欲しいんだろ!!」

 俺はこの虐めっ子に引っ張られて、屋上の柵の外まで運ばれる。


  「こ、怖い。はやく、そっちに行かせてください」


「口答えしてるんじゃねぇよ!」


「・・・っ!!」

  また蹴られてしまった。


 「本当に、俺が幼馴染だったら、今頃あいつと」


「ごめんなさい、三奈さんと幼馴染ですいません」


「・・・っ!!本当にそうだよな」


 また飽きるまでボコられまくった。


 「本当に、そのまま死ねばいいのに・・・流石に飽きたな。お前俺は行くがお前ここで死んどけよ。」


「・・・・」

答える力もない。


 「無視してんでじゃねぇよ。」


 蹴られる。だか、もう既に留まる力も無かった。


 そして、屋上から落下してしまった。


 「おい!!ふざけんな!!!」


虐めっ子は手を伸ばすが、俺は伸ばす力すらない。


 「俺、死ぬのかな、嫌だな死にたくないな、怖いよ」


 最後に見たのは、たまたま落下中に見えた幼馴染の姿だった。

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