三文芝居の韓風日本 V.1.1

@MasatoHiraguri

第1話 はじめに

韓風パンデミックで覆われた現在の日本という国は、まるで「3個で一皿100円の腐りかけた柿」のようだ。


もはや、八百屋の店員でさえ、このどす黒くブヨブヨした柿を、手でつかむことはできない。「自分で袋に入れて」なんて、店員に言われる始末。

完全に腐ってはいないが、シャキッとした柿本来の歯ごたえ、適度な甘さという絶頂期を通り越し、もはや、ホームレスでも敬遠しそうな風情です。


もちろん、柿は柿ですし、腐りかけのその甘みを特別好む人もいる。食えないことはない。しかし、放っておけば、やがてその表皮があちこちから破れ、腐った汁があふれ出すであろうという、柿ちゃんの運命とは、まるで現在の韓風日本そのものではないか。


(お菓子ではない果物の)柿の種というのは、煮ても焼いても食えないほど堅く、絶対に腐らないというくらいしっかりしている。肉や皮が(外来種化して)も、時宜を得てやがてこの種は芽を出し、八年後には再び「本来の柿」という実をつけるだろう(桃栗三年柿八年、梨のバカヤロ18年と言うそうです)。


  

「ロシア語のすすめ」東郷正延 講談社現代新書


という古本を引っ張り出してページをめくっていたら、「ロシア・ソヴィエト人生語録」という項目に目がとまった。

そこからの(なんとなくの)引用です。



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