第58話 努力あるのみ!
==これは、地球を救うヒーロー達の日常に密着した物語である==
「センセ―!教科書忘れましたーー!」
「
「センセ―、あざっーす!…………と、いう訳で、マナ、よろしくねー」
「ホントにアッツったら、どうしてそんなに毎日忘れんのよ~もー(╬▔皿▔)╯」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【別の日】
「マナ、マナ、マナ、マナ…………大変だ!大変だ!大変だ!」
「ウッサイわね~どうしたのよアッツ!」
「算数の宿題、忘れちゃった!……マナ、マナ、プリント見せて~(❁´◡`❁)」
「ええ?プリントがあるんだったら、自分でやんなさいよ!」
「だ、だ、ダメだよ~間に合わないよ~!だって、算数は次の時間だもん!」
「まったく、アッツったら、何やってんのよ~もー ≡(▔﹏▔)≡」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【また、別の日】
「……ほれ、アッツ…………こっちに来なさい!」
「へい、マナさま~……ありがとうございまーーす!それにしても、よくわかったね~」
「どうせ、また教科書忘れたんでしょ!」
「ぴんぽーーーん!大正解!……マナちゃんには、ご褒美として今日の下校は、アッツ君がお供しまーーーす!」
「何よ、お供って?……あたしは、一人で帰れるわよ!」
「いやー、マナ?……せっかく全問正解したのに、賞品を受け取らないの?」
「何が全問正解ヨ……1問しかなかったじゃない。それに、賞品って…………もっといい物よこしなさいよ!」
「了解でーーす!明日は、とびっきりの賞品を準備しておきまーーす!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【そして、また別の日】
「マナ、マナ、マナ、マナ…………」
「はい、算数の宿題プリント!……早くやんなさい!……ほらっ!」
「さっすがーマナさ~ま!すべて、お見通しでござるな!かたじけない!」
「アッツ?よく、小学生なのに、そんな言葉知ってるね?」
「ああ、これは、じいちゃんの受け売りさ…………じいちゃん、時代劇が好きで、いっつも一緒に見てんだ。どうだ、マナも見に来るか?」
「えーー、いいよ、別に。あたし、時代劇なんか趣味じゃないもん」
「うへ?……趣味じゃない?……そ、そ、そんなああああ……ウヘッ……ウヘッ……ウ、ウ、ウウウウウ……シクシクシク……」
「ああ、ああ、分かったよ!どうせ、また嘘泣きだろうけど……分かりましたよ、見に行きますよ!」
「わあああい!やったーやったー……じゃあ、明日ね!学校が終わったら、うちで時代劇~(~ ̄▽ ̄)~」
「ほーら、やっぱり嘘泣きじゃん!……もーアッツったら!😌」
≪そう、あの顔を見るのに、一ヶ月ぐらいかかったな~
………マナは、怒っていても笑っていないとダメなんだ…………≫
(つづく)
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