仮面ハヅルーV3

羽弦トリス

第1話その名は仮面ハヅルーV3

「風見清志郎は逃げたのか?」

と、壁のオカメのマスクは言った。

「テストロン首領、このドクトルCめにお任せ下さい。必ず風見清志郎を捕らえ、公開処刑に処します」

と、ヒゲをたくわえた大男はオカメに向かって言った。

「風見は、我々テストロンの秘密を握っている。T作戦によって、日本を征服するのだ」

「ははっ、このドクトルC。仮面ハァヅルーV3を、ここにいる私めが作りました、エアコンモスキートによって抹殺します」

「ドクトルC!お前には、大きく活躍してもらいたい。期待しているぞ、ドイツ支部の戦士よ!」

「ありがたき、お言葉。行けっ!エアコンモスキート」


アブッ!アブルルッ


風見清志郎は、テストロンに殺された父、母、妹の墓参りをしていた。

「父さん、母さん、雪子。必ず仇は取ってやる。オレは、オレは……」

なんか、冬なのに生暖かい空気がながれている。


「な、何だ!眠たくなってきた。ちょいと、墓の住職に頼み一眠りさてもらおう。住職、住職〜」

と、墓を管理する住職にちょいとソファーを借りて風見はうとうとした。住職は、風見が寝たのを確認してから、風見に向かいハンマーを振り下ろした。


「掛かったな?テストロン!」

「な、何〜!風見!寝たのでは無かったか!」

住職は風見に騙された怒りで、変身した。

「あっ、お前はエアコンモスキートかっ!」

アブッアブルル

「風見清志郎、オレがお前を凍らせてやるっ!」

「黙れっ!変身っっっ!仮面ハヅルーV3っっ〜!」


風見清志郎は腰のトリプルタイフーンにより、仮面ハヅルーV3に変身した。

「戦闘員の方々っっ!V3を殺っちゃいなさいっ!」

のエアコンモスキートの一声で、戦闘員はV3に襲いかかる。しかし、戦闘員はバッタバッタと倒されて、エアコンモスキートしか残っていない。

「エアコンモスキート!勝負だ!」

「さぁ、仮面ハヅルーV3よ!眠たくなぁ〜レ。ついでに、コーンポタージュもレンジで温めましょう」

エアコンモスキートは、電気をエネルギー源にしている。

長いコードは小型発電機に繋がっている。

「エアコンモスキート!美味そうな匂いだな」

「そうだな」


バチッ!


「あわわわわっ」

「バカめ!エアコンモスキート!電気の使い過ぎだ!」

エアコンモスキートは、エアコンを作動させながら、レンジを使用したためブレカーが落ちたて、力を失った。


V3は高くジャンプして、

「ハヅルー反転キリモミキック〜アンドトリートメントッ!」


アブッ!


チュドーン!!


キックを食らったエアコンモスキートは爆死した。

その様子を眺めていたドクトルCは、

「風見清志郎いや、仮面ハァヅルーV3よ!今回の作戦でお前の研究が出来た。新たな、機械合成怪人を送り次は血祭りにあげてやる」


清志郎は、墓参りの後に喫茶店アモーレでおやっさんにアイスコーヒーを飲ませてもらった。

「清志郎、とうとうテストロンが動きだしたな」

「はい。テストロンを壊滅することが僕の使命です」

「そうだな。清志郎!」


カランコロンカラン


「おっ、純子ちゃん!」

「清志郎さん。来てたの?」

「あぁ」

「これから、みんなで飲みに行きませんか?」

「清志郎!どうだ?」

と、おやっさんは杯を傾ける仕草をした。

「じゃ、行きますか〜!」

「やった〜。清志郎さん。また、酔って私のオッパイ揉まないで下さいね」

「清志郎!そんな事をしたのか?」

「な、なんの事かぁのぅ」

3人はつぼ八に向かった。


風見清志郎こと仮面ハヅルーV3の長い戦いが始まった!

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