悪女の復讐

_わんこりつぁん_

第1話 処刑

1839年 1月19日 第一皇女マリーナが生まれる

 マリーナが泣く

ミーナ「

キュール「よくやった!ミーナ!」

ミーナ「本当に。嬉しいわ…!」

1842年 1月19日 マリーナ3歳の誕生日

ミーナ「マリ!お誕生日おめでとう!」

キュール「お前は俺たちの宝物だからな!」

マリーナ「ありあとうこざいます!」

ミーナ「ふふっ、まだきちんと言えないのね。可愛らしいわ。」

 マリーナが少し照れる

1844年 5月2日 第二皇女フリアが生まれる

マリーナ「可愛いですね!母様!父様!」

 2人ともマリーナの話を聞かない

ミーナ「素敵な子ね〜。」

キュール「ああ。」

1851年 マリーナ12歳 フリア7歳

ミーナ「フリア!おはよう。」

フリア「おはようございます!」

ミーナ「ふふっ。」

マリーナ「母様。おはようございます。」

 その時、母様が私を睨みながら放った言葉は

ミーナ「早く食べなさい。目障りなんだから。」

 と言う一言だった

マリーナ「はい。」

 マリーナが全て食べ終わって立ち上がる

ミミ「マリお嬢様。お部屋にお戻りになられますか?」

マリーナ「ええ。」

 ミミは私のことを1番に支えてくれる大切な人

 私はミミのことだけは信用できた

 そして部屋の前に行くとそこには父がいた

キュール「マリ。」

マリーナ「何ですか?父様。」

キュール「実は、フリがこの部屋に行きたいと言っていてな。」

 私はまさかと思ったけどもう遅かった

キュール「お前には違う部屋に移動してもらうことになった。」

マリーナ「そう…ですか。では、私の部屋はどこになるんですか?」

キュール「使用人部屋の横の部屋だ。」

 その言葉を聞き、私は腹がたった

ミミ「そんな!マリお嬢様をそんなところに!」

キュール「だが、これはもう決まった話だ。」

マリーナ「わかりました。」

ミミ「いいのですか⁉︎」

マリーナ「ええ。いいのよ、もう。」

 私はそういい、部屋に向かった

1955年  マリーナ16歳 フリア11歳

 誰かが私の部屋をノックした

マリーナ「だれ?」

 私はこの時にはもう悪女になっていた。

 ミミ以外の使用人には手をあげたりもした

フリア「マリお姉様。私です。」

マリーナ「何の用?」

フリア「あの、庭園でお茶でもしませんか?」

 私はため息をついた

マリーナ「何を企んでいるの?」

フリア「何を企んでいないですよ。ただお茶がしたいだけです。」

マリーナ「そう。すぐ行くわ。」

 私は何もないとは思っていない

 けど準備をして庭園に行った

マリーナ「待たせたわね。」

フリア「全然大丈夫です!」

マリーナ「それより、お茶が出てないわね。ミミ。」

ミミ「はい。」

マリーナ「お茶を用意して。」

ミミ「はい。」

フリア「マリお姉様。」

マリーナ「何?」

フリア「実は私、好きな人ができたんです。」

マリーナ「そう。で?」

フリア「そのお相手が…。エイデン皇太子様なんです。」

 私は驚いた

 エイデンは私の婚約者だ

 なのにこの子はエイデンが好きと言った

マリーナ(また私から奪おうと言うのね)

 その時ミミがお茶を出した

 そして、フリアはポケットから砂糖らしきものをとってお茶の中に入れた

マリーナ「あら、砂糖ならここにもあるのに。」

フリア「これがいいんです。」

マリーナ「そう。」

 フリアがお茶を喉に通した時に私はどうしようかと思った

 フリアが突然血を吐いて倒れたのだった

マリーナ「フリ…?フリ!」

ミミ「え。」

マリーナ「ミミ!父様と母様を呼んで!」

 そして母様はこれを見て私の頬を叩いた

ミーナ「なんてことしてくれるの!」

 母様は涙を流して私を睨みつけた

キュール「何事だ⁉︎」

ミーナ「フリが!」

キュール「マリ!お前か⁉︎」

マリーナ「ちっ…違います!」

ミーナ「なら誰がやったと言うの⁉︎あなたしかいないじゃない!」

ミミ「医師を連れてきました!」

 結局、フリアは毒を飲んだということだった

キュール「ただいまより、第一皇女マリーナの処刑を開始する!」

マリーナ(私は、もう死ぬんだ…。)

エイデン「さようなら。愚かなお嬢様。」

 その時、私の首はもう飛んでいた

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