166話 新年

 翌日の朝、しずはが初詣に参加することをルーシーにメッセージをした。



『ルーシーおはよう』

『光流おはよ!』


『しずは来ることになったよ』

『ほんと! 大丈夫だった?』


『うん。意外と大丈夫そうだった』

『よかったぁ……』


『他何人か呼ぶから、真空にも言っておいて』

『わかった!』


『ちなみに三十一日の夜から近くの神社に行く予定だけど、大丈夫そう?』

『うん。うちのボディガードがついてくるかもしれないけど、ひとまずは大丈夫!』


『わかった。集合場所とか決めたらまた連絡するね』

『うん! 光流、本当にありがとう』

『どういたしまして』



 ルーシーに報告後、俺は冬矢たちに連絡することにした。

 中学になってから毎年一緒に初詣しているメンバーにだ。


 ただ、今回は夜中から一緒に年越しするため、親の承認が必要。

 全員が参加できるかはわからない。


 それにしても、ルーシーとしずは。お互いに対面した時、どんなふうに会話をはじめるのだろうか。

 ぎこちない感じになるだろうか、それとも普通に話せるのだろうか。


 そのことをしばらく心配する中、大晦日を迎えることとなる。




 ◇ ◇ ◇




 ――十二月三十一日、大晦日。


 現在の時間は午後十一時二十分。


 ちらちらと雪が降り注ぐ中、既に空は暗い。

 夜も遅いので、日中よりも格段と気温も下がっている。そのため、はっきりと白い息が見え、鼻先も赤くなる。


 待ち合わせは、近所の神社の入口付近。


 俺はそこに向かって一人歩いていた。



「へい、光流!」


 後ろからいつものような軽い声が聞こえた。


「冬矢」


 神社へ向かう道中、冬矢が手を振って小走りでこちらに近づいてきた。


「今日さみーなぁ」

「夜はめっちゃ冷えるね」


 そう言葉を交わす冬矢は、深月からプレゼント交換でもらった手袋を今日もしてきていた。

 それを見ると俺も手袋が欲しくなってくる。


「今日ほんとに大丈夫なのかよ?」

「本人が大丈夫って言うから、大丈夫としか言えないんだけど」

「そりゃそうだけどよ。しずはのやつも肝座ってるよな」

「だね。強くなりすぎて怖いよ」

「ははっ、違いねぇ」


 しずはの心配をしつつも、彼女の成長を二人して喜ぶ。


 そうして神社の入口へ到着すると、既に到着していた人物。


「こっちー!」


 元気よく手を振ってきた人物――千彩都だ。

 その横には当たり前のように開渡もいた。


「よう。こうやって集まるのは久々だな」

「そうだね。開渡とは久々かも」


 俺は千彩都と同じクラスだし毎日顔を合わせていた。

 他の面々も図書室での勉強会で顔を合わせていたが、開渡だけ会う機会がなかった。


「光流、色々あったんだろ? ――とりあえず良かったな」

「あぁ……うん。ありがとう」


 開渡が言いたいのはルーシーのことだ。千彩都から少し話を聞いているのだろう。

 そして、今日ルーシーを呼ぶという話もメッセージでしていた。


「ルーシーちゃんどんな子なんだろ〜。楽しみー!」

「言ったけど、ルーシーの友達も一人来るからね」

「わかってるよ。どっちも英語ペラペラなんだろうなぁ」


 千彩都がぼんやりと語学について呟く。

 確かにずっとアメリカにいたなら、日本の英語のテストはほぼ満点をとれるだろう。


「あ、しーちゃんたちきたよ」


 千彩都が俺の後方に視線を送る。


 振り返ると、そこにはしずはが深月と一緒にこちらに歩いてくる姿が見えた。


「やっほ〜」

「こんな寒さの中ずっと外にいるなんて正気じゃないわ……」


 片方は冬矢に近い軽い挨拶。もう片方は初詣を企画した俺への文句だろうか。

 ともかく二人は白い息を吐きながら、俺たちと合流した。


「深月ごめんね。寒かったよね」

「今日何個カイロを服の中に忍ばせてきたと思ってるのよ」

「でも来てくれてありがとう」

「…………」


 深月に謝罪したが、少しプンプンだ。

 でもこれもいつも通りなので、来てくれた感謝だけでも伝えておいた。


「――まだ来てないの?」

「あー、うん。約束の時間まであと数分だからもうちょっとだと思うよ」


 しずはが名前を出さない誰か。

 それはまだこの場に到着していないルーシーのこと。


 集合時間は十一時三十分にしておいた。

 だからもう少しでルーシーも来るはず。


 神社の中、明かりがついている方を見ると、屋台がいくつか並んでいた。

 俺たちと同じように、神社で年越しをしようとする人たちが、屋台で食べ物を買ったりして楽しんでいた。


「――――ぁ」


 そんな時だった。


 俺は再び、神社とは反対の通路に目を戻した。


 すると、薄暗い闇が広がる道の中、その空間だけが異様に光り輝いているように見えた。


 少しずつこちらに歩いてくる、二つの足音。

 一際目立つ金色の髪と逆に闇夜に紛れるような漆黒の髪が冬の風に吹かれて揺れていた。


 そして――、



「――光流」



 声の主が俺の名前を呼んだ瞬間、その場にいた全員が声のした方に視線を向けた。

 


「こんばんは、ルーシー」



 俺はルーシーに優しく挨拶をした。



「こんばんは……」



 挨拶を返したルーシーは、俺の家に初めてきた時のようにモジモジしていた。



「光流くん、こんばんは!」

「真空もこんばんは」


 一方、ルーシーの隣にいた真空は元気いっぱいの笑顔で挨拶をした。



「えっと……この二人が――」

「うわわわわわわっ!!! こっ、これがルーシーちゃんなのっ!?」


 二人を紹介しようとした時、先に千彩都が声を上げた。


 前に出てルーシーの顔を確認する。


「てか、隣の子もすっごい可愛いんですけど!!」


 千彩都がルーシーの隣にいた真空へと目を向ける。


「ども」


 真空は軽く会釈をした。彼女らしい振る舞いだ。


「千彩都、とりあえず軽く自己紹介しよう」

「ごめんごめん。あまりにも可愛いからつい」


 自分の現状にやっと気づいたようだ。


「じゃあ先に二人から。お願いできる?」

「うん」


 俺の言葉にルーシーが半歩前に出た。


「私、宝条・ルーシー・凛奈と言います! あっ、あの……よろしくお願いします」


 ルーシーが自己紹介すると、深く頭を下げた。

 直角九十度だった。


「ルーシーったら硬いんだから。――私は朝比奈真空! アメリカでルーシーと仲良くなったんだ。今回一緒に日本に来てる。よろしくね!」


 見た目にそぐわない明るい挨拶。

 どこからどうみても清楚系なはずなのに、喋ると全くそんなイメージが崩れてしまう子だ。


「じゃあ今度は俺たち。千彩都から良い?」

「おっけー! 私は奥村千彩都! 光流とは小四の時から友達! よろしくね!」


 トレードマークのポニーテールを揺らしながら、千彩都は元気よく挨拶した。


「俺は古谷開渡。同じく光流とは小四から。ちなみにこのちさとは幼馴染。よろしくな」


 淡々と挨拶する開渡。

 千彩都との関係は幼馴染と紹介した。ここで恋人だと言う必要はないか。


「俺のことは別にいいよな? 池橋冬矢だ。よろしく」

「なに? 冬矢はこの二人に会ったことあるの?」

「あぁ。色々あってな」

「ふーん」


 冬矢が挨拶すると、千彩都がその言い方が気になったようで、会ったことがあると見抜いた。


「若林深月、よろしく……」


 正直、深月はちゃんと挨拶するのは不安だったが、名前だけは言ってくれた。

 それで十分だ。


 自己紹介が進む中、俺の胸の鼓動が少しずつ高まっていた。

 そして、その鼓動が最高潮に達する。


 しずはの番だ。


 寒くて出ないはずなのに、額から汗が出たように錯覚した。


「藤間しずは。光流とはちーちゃんと同じく小四の時から友達。よろしくね」


 浮き沈みのない抑揚の声でしずはは自己紹介をした。

 彼女の表情は、特に笑顔はなかった。


「あなたが藤間しずはちゃん……」


 他の人にはそれほど反応しなかったルーシー。

 しずはにだけ反応し、小さく名前を呟いた。


「藤間しずはちゃんっ。会いたかったよ! 可愛いなぁ〜っ」


 今度は真空だった。

 千彩都と同じような反応を見せた。


「…………」


 しずはは訝しげに真空を見返した。


「……ふぅ」


 しかし、そのあとすぐに軽く息を吐いた。


「揃ったことだし、もう行こう。すぐに来年になっちゃうよ。話したいことは歩きながら話そう」

「そうだね。そうしよう。ルーシー、真空良い?」

「うん!」

「問題なし!」


 ということで、俺たちは神社の中へと足を進めていった。




 ◇ ◇ ◇



 お参りは年を越してからということで、まずは体を温めるためにも甘酒を買いにいった。


 それぞれ甘酒を買ってから、近くにあったテーブルに腰を下ろした。


「ねぇ、ルーシーちゃんと真空ちゃんのこと教えてよ。二人はいつから仲良くなったの?」


 甘酒を飲みながら、千彩都が話しを切り出した。

 こういう時の千彩都は助かる。他には冬矢もこういう役目をよくしてくれる。


「私とルーシーはほんの数ヶ月前だよ。私はシアトルにいたんだけど、お父さんが転勤になってルーシーがいたサンフランシスコに移動したんだ」

「なんかアメリカの地名が出てきただけですごさを感じるんだけど……」

「ふふ、慣れたらあっちも普通だよ。それで通った学校のクラスにたまたまルーシーがいたの。最初は金髪だから現地の人かと思ったけど、日本語話せたし、すぐに仲良くなったんだ」


 ここらへんの話は既にルーシーの家で聞いていた。

 日本では多人種が在籍している学校は珍しい。しかしあっちでは普通だ。


「へぇ、それでルーシーちゃんは? ずっとサンフランシスコだったの?」

「うん。私はずっと同じ。同じ病院に通い続けるために住居もずっと同じだった」

「あ〜そっか。どこまで聞いていいかわからないけどさ、病気だったんだよね?」

「千彩都ちゃん、今は気にしなくて大丈夫。病気は治ったから」

「それは良かった。私たちも全部が全部知っているわけじゃないからさ」


 千彩都にはある程度のことを話したが、全部ではない。

 最近のことだって話していない。

 例えば、ルーシーは俺に病気が治ったというサプライズをしたくて今まで連絡しなかったことなどだ。


「それにしても本当に綺麗な顔だねっ」

「ありがとう」

「はいはーい! 皆の話も聞きたいです! 部活とかは?」


 千彩都が再度ルーシーの顔を褒めたかと思いきや、真空が強引に話題を変えた。

 ルーシーがまだうまく会話ができていないことを察してのことかもしれない。


「私はバスケやってたけど、高校ではやらないかな」

「俺はテニス。高校でも続けるつもり」

「スポーツやってたんだね!」


 千彩都と開渡の回答に真空は明るく返した。


「そういや真空はスポーツやってたのか?」


 ここで冬矢が口を開く。


「私はなーんにもやってないよ! 興味あるものなかったし。でも運動神経は良いから動けるよ!」


 真空のこの話は初耳だった。

 そうか、運動できるのか。


「冬矢のことはもう聞いたから深月ちゃんとしずはちゃんは?」

「深月ちゃん……ね。私はピアノ」

「私もピアノだよ」


 深月が真空のいきなりの下の名前呼びに反応する。しかし質問にはちゃんと答えた。


「そっかピアノかぁ。キーボード上手かったもんね」

「えっ?」


 真空の言葉にその場の面々がほぼ驚きの表情をした。

 反応したのは俺だけではなかった。


「真空ちゃん文化祭のこと知ってるの?」

「一応ね。映像見たよ。しずはちゃんの演奏はなんか飛び抜けてたというか……とにかく凄かった!」


 真空にそんな映像を見せる相手、俺でないとすれば冬矢しかいなかった。

 

「それはどういたしまして」


 しずはが軽くお礼を言う。


「バンドって良いよね。皆すっごい楽しそうに演奏してたし、気持ち良いだろうなぁ」

「わっ、私と真空も楽器してるのっ!」

「え、そうなの?」


 するとルーシーも会話に混ざる。

 楽器をしてるという話に千彩都が目を丸くした。


「うん。私がギターで真空がドラムなんだ」

「そうそう。で、冬矢と光流くんがバンドやってるっていうからさ、来年日本に来た時に一緒にやらないかって話してて」

「えええええっ!? ルーシーちゃんと真空ちゃんが!? 光流と冬矢と一緒に!?」

「そうだよ!」


 もう千彩都は驚きっぱなしだった。

 一方の深月としずははそれほど反応はしていない。


「てか、日本に来るんだぁ……」

「秋皇受けるよ!」

「私らと同じじゃん!」

「あ、全員一緒なんだ。私は光流くんと冬矢が受けるとだけは聞いてたんだけど」

「マジか……そういうことになってるのか……」


 千彩都が俺の顔に視線を移動させる。

 どんな顔をすれば良いのかわからなかったので、俺は手元の甘酒を一気に喉に流し込んだ。


「なら、皆一緒に受かると良いね」


 真空がルーシーの顔を見ながらそう言った。


「じゃあ今回のお願い事は決まりだね」


 千彩都が皆の顔を見渡す。

 それぞれ顔を縦に振った。


 秋皇の入試まであと二ヶ月ちょっと。

 しずはと深月はまだ頑張りは必要だが頑張ってほしい。


「あっ、あと十分じゃん。並ぼうよ」

「そうだな、並ぼうぜ」


 千彩都がスマホで時間を確認すると十一時五十分になっていた。

 神社の本堂の方へ視線を向けると、既にお参りの列が出来ていた。


 俺たちは立ち上がり、列の最後尾へと並んだ。




 ◇ ◇ ◇




「――さんっ、にぃっ、いちっ、ハッピーニューイヤー!」



 神社にいた人たちが、スマホで時間を確認しながら、カウントダウン。

 そうして、俺たちも一緒になって声を出して、新しい年を迎えた。


 参拝の列がやっと動きだし、少しずつ前へと進んでいく。


 ここで新年を迎えるのが良かったのかはまだよくわからない。

 でも、皆で一緒に迎えられたのは、これまで一緒に初詣だけしてきた時とは違い、少しだけ嬉しかった。


 そうして、賽銭箱の前に近づくと、それぞれに五円玉を取り出す。


「ねぇ、神社のこと全然わからないんだけど、教えてもらっていい?」


 真空が俺に聞いてきた。


「うん。五円玉ある? なかったら余ってるからあげるよ」

「んん〜、あった! ルーシーは?」

「私はないみたい……」

「じゃああげるよ」

「ありがとう」


 俺はルーシーに五円玉を渡した。

 他の面々は問題ないようだった。


「じゃあお参りの方法教えるね。五円を賽銭箱に投げてから二礼二拍手一礼って言って、二回頭を下げてから前を向いて拍手を二回。その時に神様に感謝とかお願いごとをして、最後に一礼をする感じ」

「ふむふむ。わかった!」

「なんとなく……!」


 二人は理解してくれたようだ。



 前の列がいなくなり、俺たちの番が来ると、それぞれに五円を投げ入れ二礼二拍手一礼を始めた。


 俺は願った。


『全員が無事、秋皇学園に受かりますように……お願いします』


 参拝が終わり、一同横にはけた。


「じゃあ、屋台で何か買って食べよー!」


 千彩都が元気よく声を上げる。


「おみくじ引かなくていいの?」


 そこで俺はいつもなら先にしていることを話す。


「考えたんだけどさ。今年は皆高校に受かりたいじゃん? で、誰か一人でも凶とか引いちゃったらさ、不吉じゃん。ならそういうの運頼みにしないほうが良いかなって。引いたら少なからず影響されちゃうじゃん」

「確かに影響はされちゃうかも」


 千彩都と言う通りだ。


 おみくじとは運だ。

 たった百円で一年の運勢を決めつけるなんて、良くはない。

 あれは、あくまで娯楽だと思って引いた方が良いのかも知れない。


 特に今年なんてそうだ。

 おみくじに引っ張られて、受験する前からネガティブになってもしょうがない。


「皆どう? おみくじ引かなくてもいい?」

「俺はいいぞ」

「俺も」

「私も」

「私も」


 日本組の面々は全員了承したが、アメリカ組の二人はおみくじに興味を持っていた。


「まぁ、いっか! 受験終わってからでもおみくじ引けるんだよね?」

「うん、販売してると思うよ」

「そう。なら私も大丈夫だよ」


 真空とルーシーも了承してくれた。


 ということで、俺たちは屋台に食べ物を買いに行くことにした。




 …………




 しばらくして、食べ物や飲み物を買ったあと空いているテーブルに座った。


「じゃあ皆、準備は良い?」


 千彩都が音頭をとってくれた。

 すると、一同に温かい飲み物が入っている紙コップを持ち上げる。


「あけましてっ、おめでとー!!」


「あけおめー!」

「あけましておめでと〜!」

「今年もよろしくー!」


 先ほど既に新年の挨拶は皆でしたが、乾杯の代わりに千彩都が再度、新年の挨拶を言った。

 すると、他の面々も同じようにして新年の挨拶をした。


「ちょっと私トイレ行ってくるね。確かここのは駐車場の隣だったよね」

「あぁ、確かそうだ」


 新年の挨拶をしたあと、しずはが立ち上がり、トイレに行くと言う。

 場所を確認すると冬矢が答えてくれた。


「じゃあ行ってくる」


 しずはが一人でトイレに向かって歩き出した。

 すると――、


「わっ、私も行くっ!」


 ルーシーが声を上げて、そのまま立ち上がった。

 俺は真空もルーシーに着いていくと思ったのだが、何も言わなかった。


 少し心配ではあったが、ルーシーの身の回りのことは真空の方が恐らく詳しい。

 ボディガードもどこかにいるはずだ。


 心配する必要はそれほどないだろう。


 そう考えているうちに、ルーシーはしずはのあとを小走りで追っていった。






 ―▽―▽―▽―


この度は本小説をお読みいただきありがとうございます!


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