164話 ワガママ
「――じゃあ、ルーシーちゃんが初めてお家に来た記念ということでお祝いしましょう」
「「「いただきまーす!!」」」
母が夕食の音頭を取ると、皆一斉に食事を開始した。
目の前に広がっていたのは、母と姉が作った家庭料理。
ルーシーの家とは比べ物にならないくらい一般的な料理だが、俺はこういった料理も大好きだ。
「ルーシーちゃん。普通の料理ばかりだけど、良かったら食べてちょうだいね」
「……とんでもないです! 全部美味しそうです! 私好き嫌いありませんので!」
緊張気味のルーシーは新鮮だ。
初対面の相手だと、ルーシーでもこうなるらしい。
「ルーシー、無理しないでね。食べれないやつは俺が食べるからさ」
「大丈夫。全部食べられるよ」
そう言われると、千彩都にいつもほうれんそうを押し付けられていることが恋しくなる。
ルーシー、嫌いなものは俺に押し付けてくれても良いんだぞ。
「……! おいしいですっ」
まずルーシーは目の前の唐揚げの山に手を出した。
そこから一つ箸で掴んで口に運ぶ。
すると、カリカリ揚げ立てでジューシーな唐揚げを食べたルーシーは満足そうな声を出した。
「そういえばルーシーも料理するんだっけ?」
「うん、たまにね。でもこういう料理はあまりしないかも。お母さんのは海外料理中心だから」
イブの日にルーシーの家でごちそうになったのは、確かにフランスやイタリアにありそうな創作料理がほとんどだった。とにかく見た目も味もお店レベルだった。
「和食作りたくなったら教えるわよ? 来年こっちに来たらいつでもうちに遊びに来なさい?」
「いいんですか! 教えてもらいたいです!」
ルーシーは目を見開いて、立ち上がりそうな勢いで前に出た。
反応がかわいい。
ちなみに現在このテーブルの席の位置はこうなっている。
俺 ルーシー 姉
父 母 空席
たまに来るお客さんのために、横一列に三人が座れるように少し大きめのテーブルだ。
そのお客さんというのは、鞠也ちゃんとその母親の希咲さんがほとんどだ。
「ルーシーちゃんってホントにスタイル良いわよねぇ。何かしてるの?」
「いえっ、特には……。アメリカで色々なスポーツやってたりもしたので自然と」
姉が横にいるルーシーの体を羨ましそうに見つめる。
「身長も高いもんね。光流を超しちゃったりして?」
「両親が身長高めなので、これからも伸び代はあるかもしれません……」
そして、ルーシーの身長。
これはルーシーと再会した時にも思ったが、俺より五センチ低いくらいだ。
まだまだ俺たちは成長期、もっと伸びる可能性は秘めていた。
「光流の伸び代はどうだろう?」
姉にそう言われ考えてみる。
父の身長は百七十六センチ、母は百六十二センチ、そして姉は百六十センチだ。
もし俺が父のような身長になるとしたら、最低でも百七十六センチにはなるだろうか。
「まだあと少しは伸びるでしょ」
「伸びたらいいねっ」
ルーシーに言われるともうちょっと身長を伸ばしたいと思ってしまう。
牛乳たくさん飲むか……。
「ルーシーちゃん。受験は推薦なんでしょう?」
「はい、そのつもりです」
母にこの話はまだしていないはずだが、既にルーシーの受験状況について知っているようだった。
「秋皇は制服可愛いみたいだから楽しみね」
「羨ましいな〜。制服が可愛い学校ってそれだけで女子の憧れだよね」
女性陣が秋皇の制服について話す。
母も興味があるようだった。
「アメリカは私服だったので、制服楽しみです」
そういえばそうだった。ルーシーのアメリカの中学は私服らしい。
確かに海外の学校は私服のイメージが多い。
そんな他愛ない話をしながら、俺たちは夕食を終えた。
「ルーシーちゃん、この後はどうするの? まだ部屋で遊ぶなら、ご両親にもらったお菓子開けようと思うけど」
時計を見ると時間は七時半だった。
「光流が大丈夫なら、もう少しだけ遊びたいです」
「俺は大丈夫だよ。ならさっき言ってたゲームでもしよっか」
「するっ!」
ということで、ルーシーはもう少し家に滞在することになった。
夕食を終えて、再度、俺の部屋へと向かうことになる。
◇ ◇ ◇
「あっ、ルーシーちゃん。二階上がる前にちょっと……」
夕食を終えて光流のあとについて、二階に上がろうとした時、光流の姉の灯莉さんが私を呼び止めた。
光流とアイコンタクトをすると、先に光流が自分の部屋へ向かっていった。
「あの、なんでしょうか?」
「ふふーん。これ……」
灯莉さんがスマホを取り出し、目の前で操作しはじめる。
そうして、私に画面を見せてきた。
「〜〜〜!?」
「良い顔だよね。二人共」
「と、ともりさんっ!?」
その画面に写っていた写真。
それは、先ほど私と光流がベッドの上で寄り添って寝ていた時のものだった。
お互いの顔がすぐ傍にあり、私が光流の手の上に自分の手を重ねていた写真――。
「ルーシーちゃん、私と連絡先交換しよっ? この写真送ってあげる」
「は、はいっ」
私は灯莉さんと連絡先を交換し、二人の寝顔写真を送ってもらった。
「……あの、この写真他の人に見せないでほしいんですけど……」
「ふふん。ルーシーちゃんが今後私と仲良くしてくれたら、誰にも見せないよっ」
「それはもちろんですっ!」
灯莉さんはいたずら好きのようだ。
でも、私と仲良くなりたい。心からそう言ってくれていることは感じた。
「じゃあ、お菓子用意したら持って行くから、それまでごゆっくり」
「はいっ」
私は二階へと上がった。
◇ ◇ ◇
「――ルーシー、姉ちゃんと何話してたの?」
ルーシーが部屋に入ってきた時には、俺はPN4ではない別のゲーム機・ナンテンドースワッチを取り出し、配線を繋いでいた。
そんな作業をしながら、開口一番にそう聞いてみた。
「連絡先交換してただけだよ」
「そうなんだ。姉ちゃんちょっと変な人だから、気をつけてね」
「ふふ、なにそれ」
姉の友達は謎ダンスガールズのように少し変な人が多い。
だから姉自身もどこかネジが外れていてもおかしくないのだ。
「変なこと言われたら俺に相談してね」
「灯莉さんはとっても良い人だと思うけどな」
「確かに良い人ではあるけどね」
俺のことをずっと気遣ってくれて、これ以上ない素敵な姉だ。
それは認めている。
「ルーシーどんなゲームがしたいとかある? ないなら、俺が選んじゃうけど」
「うーん。光流と一緒に楽しめるのが良いなっ」
「わかった。じゃあ簡単にできるやつからやろっか」
「うんっ」
そこで、テレビ棚の中にあるソフトを選んでいく。
とりあえず、皆で楽しく対戦できる『モリオパーティ』にした。
ケースからソフトを出して、本体へと挿入。電源ボタンを入れてゲームを開始した。
「ルーシー、これ持ってみて」
「うん」
コントローラーを一つ渡し、自分もコントローラーを持つ。
「じゃあ、俺が持ってるみたいに持ってみて」
「こう……?」
「そうそう! 良い持ち方!」
「ふふ。光流、これ持っただけで褒めすぎじゃない?」
「そうかな。でもナイスな握りだよ」
「なにそれっ。皆同じでしょうに」
ルーシーが笑ってくれているなら、何でもOKだ。
『モリオパーティ』は、様々なミニゲームが用意されており、約八十種類の中から好きなゲームを選んで対戦できる。
まずは、簡単な『ニャンニャンエスケープ』を指定してみた。
このゲームは、ニャンニャンと呼ばれる鉄球のような形をした猫にプレイヤーの一人が乗り回し、その相手から制限時間まで逃げ回るというゲームだ。
今回はNPCをニャンニャンを操作するプレイヤーとして決定。俺やルーシーと他のNPCは逃げ回る役目だ。
俺はルーシーにどんなゲームなのかを説明し、使うボタンを教えた。
今回はボタンは使わずにスティック操作だけで済む簡単なものだ。
「ルーシー、じゃあはじめるよ」
「おっけー!」
…………
その後、一時間ほどルーシーと一緒にお菓子を食べたりしながらゲームで遊んだ。
結果から言うと、ルーシーは覚えるのがかなり早かった。
終盤になると、俺も何度か負けるようなゲームも出てきた。
元々勉強ができたせいか、ゲームに関しても理解が早かった。
「じゃあ、お迎えも到着したみたいだし、そろそろ行くね」
「うん……」
「…………」
部屋でお別れの言葉を交わす。
俺たち二人は少しだけ無言が続いた。
この中途半端な時間。
俺もルーシーもモジモジしていた。
ここ数日、ルーシーと過ごしてきて、彼女が何を求めているか少しずつわかるようになってきた。
うるうるとした上目遣いで俺を見上げるその碧眼の瞳。
吸い込まれそうになるほど綺麗な瞳が訴えていること、それは――、
「あたたかい……」
俺はルーシーを優しく抱き締めた。
すると、ルーシーは俺の体温を確かめたようにそう呟いた。
今日で再会してからルーシーと会うのは三度目。
毎回のようにこうやって抱き締めあったり、指を絡ませたりしていた。
ただ、アウターを着ていない状態で抱き締め合うのは初めてだった。
その分、ルーシーの柔らかな膨らみが俺の体前面に触れていた。
とろけそうになるルーシーの匂いだけでもおかしくなりそうなのに、それに加えこの感触。
これまでの抱擁以上に俺はドキドキしていた。
「ルーシー」
「なぁに?」
俺の肩に頭を乗せたまま、ルーシーは甘い声で返事をした。
「まだチケット有効だよね?」
「うん、正月までだから」
「ならさ、一緒に年越しして、初詣に行かない?」
「初詣……」
ルーシーはもうすぐアメリカへ戻ってしまう。
日本でしかできないことを一緒にしたかった。
「夜中だから難しいかもしれないけど、一緒に年越しして、一緒に神社にお参りして、初日の出を見たい」
「…………それ、わたしもしたい」
アメリカには神社はない。これは日本でしかできないことだ。
ルーシーからOKをもらい、少し安心する。
「お母さんに聞いてみるね」
「うん。俺もまだ承諾もらってないから聞くよ。二人きりじゃなくても大丈夫。真空呼んでも良いよ」
「あっ……真空喜ぶと思う。私と同じでずっと神社なんて行ってなかったと思うから」
そうか、真空もずっと日本に戻っていなかったのか。
なら、冬矢も誘った方が良いのかな。男一人ってのも緊張するし。
「――しずはちゃん……呼ばないの?」
一瞬、俺の耳がおかしくなったかと思った。
「え、ええと……?」
聞き間違いかもしれないと思い、もう一度聞いてみた。
「しずはちゃん……呼ばないの?」
聞き間違いではなかった。
なぜ、ルーシーは今、そんなことを言うのだろうか。
これまでの話を聞けば、そんなに気軽に会って良い相手ではないはず。
「ルーシー……俺は怖いんだ。ルーシーとしずは、どちらかが嫌な思いをすることが」
もし二人が会うことになったら。
どんな会話になるのだろうか。
会いに行くというより、俺は自然と目に入り相手を認識しはじめて、徐々に距離を縮めるくらいの方が良いと思っていた。
「違うの。ただ、本当にお友達になりたくて……気になってるだけで……」
ルーシーに悪気はないのはわかる。
わかるのだが……。
「……ルーシーは純粋にしずはと友達になりたいかもしれない。けど、しずはのことを考えたら、こうやってすぐに会わせて良いのか、俺にもわからない」
「そっか……そうだよね。私、ちゃんと相手のこと考えられていなかったかもしれない。だって……もし立場が逆だったら、こんな気持ちになっていなかったもしれない……」
そう。もしルーシーとしずはの立場が逆だったら。
相手に会いたいと思うだろうか。
「――聞いてみるだけ、聞いてみようか?」
ただ、ルーシーの気持ちも蔑ろにしたくない。
だから、確認をとることが大事ではないかと思った。
そもそもこういった行為がしずはにとっては、良くないものかもしれないけど。
「いいの? 私、酷いことしてるのかもしれない。そんなこと望んでない。だって、今まで酷いことされてきたから、絶対に相手には酷いことしたくないよ……」
ルーシーにその気持ちがあれば、大丈夫だと思った。
俺の近くにいれば、いつかはこういう日が来る。
それが早くなっただけ。
「ルーシーなら大丈夫。とりあえず聞いてみるよ」
俺はしずはに初詣について聞くことに決めた。
「――私って、元々ワガママだったのかもしれない……」
「そう、かな……」
ふと、ルーシーが落ち込んだような声で囁く。
「今までワガママできなかった分、ワガママになって良いと思うよ」
「でも、相手に辛い思いをさせるワガママはダメだと思う」
「それは……そうだね。でも、今はちゃんと理解してるじゃん。それを自分でわかってるなら……もしそういう気持ちにさせたなら、謝ったりして次直せば良い。人ってそうやって成長してくもんでしょ」
「ひかる……」
ルーシーは、普通の人がしてきたことを経験しないまま、長い間過ごしてきた。
だから、多分歳が近い子との接し方も普通ではないのかもしれない。
真空も転勤族だと聞いている。
そんな特殊な環境な人同士だったからこそ、二人は仲良くなれたのかもしれない。
「俺だって間違いばっかりだよ。人間完璧な人はいない。前に言ったでしょ。ルーシーの良いところも悪いところも含めて綺麗って言うって」
「うん……光流は大人だなぁ」
「大人みたいなこと言う友達が近くにいるからね。影響されたのかも」
――冬矢、という大人に。
「ちょっと暗くなっちゃったね。元気だして帰ろっ」
「きゃあっ!?」
俺は少しだけ強めにルーシーを抱き締めた。
できれば、ルーシーにはずっと明るくいてほしい。
「つ、つぶされるぅぅっ」
「そこまで強くはしてないと思うんだけど……」
ルーシーは演技派だ。
たまにこうやって、冗談を言ったりもする。
「ふふ。そう言った方が驚くかと思って」
「もう……元気になったなら、行くよ」
「はーい」
俺たちは抱擁を解いて、一階へと向かった。
…………
「――あの、本当にお邪魔しました!」
ルーシーが玄関で頭を深く下げて挨拶をする。
「また、いつでもいらっしゃい」
「次、顔を見れるのを楽しみにしているよ」
「メッセージするからーっ!」
俺の家族三人からルーシーが見送られる。
そうしてルーシーが玄関を出ると、俺だけ外で見送ることにした。
家の前には黒塗りの高級車が停まっていて、運転手は須崎さん、そして外には氷室さんが待っていた。
「お嬢様、楽しまれましたか?」
「うん! 楽しすぎた!」
氷室さんの言葉にルーシーは元気よく返す。
「それは、ようございました」
すると、氷室さんが車の後部座席のドアを開け、そこにルーシーが乗り込む。
「光流坊っちゃん、それではまた」
「はい。氷室さんもお元気で」
氷室さんに挨拶をすると、彼も車の助手席へと乗り込んだ。
出発直前、後部座席の窓が下にスライドして開いた。
「光流、またねっ」
「うん。正月のこと、連絡するから」
「わかった!」
言葉を交したあと、窓が上にスライドして閉まると、車が出発した。
車内から手を振るルーシー。俺も手を振って轍を作りながら走っていく車を見送った。
◇ ◇ ◇
「――ねぇ、私って五歳よりも前って、どんな子だった? 結構ワガママだったんじゃない?」
車に乗り込み、光流にさよならにすると、車内にいる二人に向けてそう聞いた。
「まぁ、ワガママでしたね」
「こら、須崎っ」
正直に伝える須崎に対し、氷室は言い方というものがあるだろと須崎を小さく叱った。
「良いの良いの。本当のこと知りたかっただけだから」
「……なんかありましたかい?」
こういう時、気にせず突っ込んでくれる須崎は楽だ。
氷室はこれまでのこともあり、私に配慮しすぎて聞いてこないから。
「そうね。私っていじめられてたけど、その前はいじめっ子だったんじゃないかって思って」
「ははっ。それはありませんよ。ワガママではありましたけど、多少なり人のことを気遣える子でもありましたよ」
「ほ、ほんと……?」
「ええ」
初詣にしずはちゃんは来ないのかと光流に言ったこと。
光流は相当焦っていた。
しずはちゃんの気持ちを考えれば、私なんかと会うことは辛いってわかるはずなのに。
多分どこかで、光流はもう私のものだって思っているところがあったんじゃないだろうか。
だから、あんな自分よがりの言葉が出るんだ。
これは光流や光流の家族にずっと連絡していなかったことと同じに思えた。
光流は全員が完璧じゃないと言ってくれたけど、私はそんな発言、行動をとった自分が嫌だった。
私がしずはちゃんに会いたい理由。
それは、もちろん友達になりたいという理由もある。けど、それ以上に彼女のことが知りたかった。
冬矢くんの次に光流のことを知っていると思うから。
もしかすると、私の知らない光流のことを知っていて、マウントを取られるかも知れない。
でも、それで良い。私の勝手な都合で、五年も待たせたんだ。
言葉で殴られることくらい、小学生の四年間でもう慣れた。
慣れた、なんてことはないけど、光流と出会ってからか小鳥のさえずりにしか聞こえなくなったから。
「私、五歳より前のこと、知りたいなぁ……」
「そういえば、加津江様がお嬢様に渡したいものがあるとおっしゃってましたよ」
「おばあちゃんが?」
「はい」
おばあちゃんが私に渡したいもの……なんだろう。
「何を渡すのかまでは教えてもらっていませんが、帰るまでの間には渡されることでしょう」
「そう……」
もしかして、私の記憶に関係することなのだろうか。
五歳より前の頃、お兄ちゃんたちは私とよく遊んでくれたらしいが、おばあちゃんとおじいちゃんもよく遊んでくれたと聞いていた。
その記憶は全くないが、今こういったタイミングで何かを渡すということは、そうなのかもしれない。
「嫌な女の子になりたくないなぁ……」
私は、窓の外の冬景色を見ながらそう呟いた。
―▽―▽―▽―
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