P.S.手紙を書き終えて

僕と彼女の思い出は・・・

けっして読まれることのない彼女への手紙は、これで終わりです。


この9年間、

心の何処かで忘れたくないと願い続け、

果てることなく在るように思われた彼女との記憶もついに尽きてしまいました。

当時はあれほど辛く、

身を切るような想いも今となっては想い出となってしまったのです。


人は本当に、

忘れていく生き物なのですね・・・

悲しいけれど、僕もまた人であることをそろそろ受け入れようと思います。

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