第4話 助っ人参上 いや惨状か どげんなると?
ヒメにゃんのお昼寝から二日たち、短ZAC先生の携帯電話にショートメールがはいってきました。
「久しぶり!バッテンなんば考えとっとや・・、大丈夫やろね。取り急ぎカミさんの了解はとって、そっち(田舎)に何十年かぶりかで暫く住み着くつもりで帰るけん。寝る場所だけは探しといてくれ。等々」少々不安が残る内容です。
ZAC爺さん、ちょっと一安心して、今度はヒメにゃんを追っ払って自分がソファーに横になってしまいました。まだまだ、事件や来客もない状況なのでオバサン三人組は勤務していませんが、隣の休憩室はいつも賑やかな声がかすかに聞こえています。
相棒予定の人とは、ZAC爺さんの幼馴染の野間善治さん、小学校から大学の学部学科はもとより、最初のころは同じ運動サークルで切磋琢磨した仲間だったのです。高校で柔道初段を取り、大学で空手初段の黒帯有段者となり、結婚後は自分の子供たちとボーイスカウト活動を行って、子供たちが大人になってからも他の子供たちの為に定年まで指導していたのです。ZACさんは、いつも途中から帰宅部に転向していたので頭が上がらんみたいです。
ゼンジさんは、ブルース・リーを敬愛していたので大学では小太りドラゴンと呼ばれていて、それなりに強かったみたいです。容姿と言えば同じく九州出身の武田鉄矢を、も少し太らせたくらいで、サモ・ハン・キンポウみたいな体型をしておりますが、ハンガーヌンチャクなどの小道具は使うことはできず、走力も相当おちるようです。
ZAC爺さん同様に、大学卒業後は夫々の勤務地でほぼまじめに働いたおかげで、それなりの年金をもらっており、贅沢まではできないものの普通の生活くらいはできるようになっているのです。今回、映画などで少し騒がれている(昔は嫌われていた)ダ埼玉県から帰省することを決断したのは、子供や孫たちが大きくなってしまって構ってもらえず、妻からも簡単に「行ってらっしゃい!」と突き放されたからだと思うのです。🌊だ
いざ、探偵物語へ ・・~ !?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます