第3話 お手伝いさんの応募状況は・・?
数日後の濁川短ZAC先生、米果棟201号室の探偵準備室(まだ開設ではありません)の閑散としたお部屋に一人、リサイクルショップで購入したデスクと回転イス、そして書類棚などのなかで、真冬なのにまさかの15度超えの晴天気にて窓際族でウトウトしとりました。他にはどなたも居られません、が、1匹の尾曲り猫が応接用の中古ソファーの上で、やはり気持ちよさそうに爆睡しているようです。この猫、階下のJA食品売り場のAコープの周りに住み着いていた野良猫で、オスなのに白黒茶色のブチで、その容姿からヒメにゃんと呼ばれているようで、犬には負けるバッテン魚の匂いとネズミは任せなさいとのことです。(笑)
肝心の人間のお手伝いさんたちはといえば、オバちゃん三人組が試用期間3か月の条件で採用がとりあえず内定しました。この方たちはみんなご近所に住み、JA内でパートとしてすでに働いておられ、交代で勤務する以外は好きなように3人で休憩所で寛いで良いという条件なので、お手当は3人で一人分となっております。いつもにこやかな親分肌でグループの中心であるスミさん、おしゃべりでエンタメ専門の歌子さん、まじめできれい好きの百合子さんである。この三人組の共通点の一つが歌手の❞前川 清❝なのであります。最近ではテレビの番組のせいで、その成人した子供たちまで話題にしておるようです。
No.1求人メンバーである相棒もどきについては、他県在住やけど、やっぱりあいつしか居らんやろなあ?と思っていた人物に声掛けした段階で止まっていて、了解の返事なく、ち~と心配な気持ちになっているようです。このままでは開店休業にて、春になって桜が咲いてしまうな~。などと
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