美は、魂に受け継がれる

額田兼続

プロローグ

前世

いちかたは、織田信長おだのぶながの妹であり、戦国一の美少女とも言われる。

彼女は、兄と同じ尾張国おわりのくにで生まれ、同盟を結ぶ為、政略結婚をし浅井長政あざいながまさと結婚する。そして、茶々ちゃちゃはつごう 通称「浅井三姉妹」を産む。しかし、信長が朝倉義景あさくらよしかげに攻め込んだので、長政は裏切り、なんやかんや色々あって結局自害した。その後、お市は柴田勝家しばたかついえと結婚した。

しばらく経ち、豊臣秀吉とよとみひでよしと柴田勝家は争う。「賤ヶ岳の戦い」である。



----------

お前達市、そして娘達に罪はない。生き延びてくれ」

勝家は言った。しかし、

「勝家様、私もお供いたします」

お市は一緒に逝くと言う。

母上おかあさんっ…」「義父上おとうさん…」

「あなた達だけでも、生き延びるのですよ…」

そして-


-----------------

お市の方は、勝家と共に自害。享年36。

お市の方が3姉妹に言ったように、3人は生き延びたが、娘、茶々も、江の娘、千姫せんひめも、お市と似た運命を歩む城と共に、大切な人を失う事になる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る