【実話】ベテランレスラーの毒牙にかかった、小学生・中学生レスラーたち

ベテランレスラーの毒牙にかかったキッズレスラー

近年、何かと話題に挙がる女子プロレス。

団体は数えきれないほどに乱立し、純粋なレスラーだけでなく、アイドルやタレントまでもが、リングに上がるようになった。

また、選手の年齢層もかなり低くなり、小学生や中学生のような、いわゆる「子供」の選手も、今やさほど珍しくない。

彼女たちは大人たちと同様にリングに上がり、彼女たち同士で、あるいは大人たちとも戦う。

当初は、相手が子供ということもあり、大人が手加減して花を持たせるという展開が多かったが、最近はそうでもなくなっている。

子供の攻めを受け切った上で、力で捩じ伏せたり、時には観客の目の前で辱めたりするような、女の意地悪な面すら垣間見えることも。

今回は、特にベテランのレスラーが、いわゆる「キッズレスラー」を毒牙にかけた、すなわち辱めた試合について、選手ごとに紹介する。

☆観客の目の前で強制まんぐり返し、しかもそのままフォール負け…

①かりん

中学2年生（当時）、レスラーらしからぬ可愛らしいルックスからは想像もつかないような、華麗で多彩な技を見せる。

元々は総合格闘技の選手であり、12歳という若さでデビュー、まだ子供ながらにして、豊富な試合経験を持つ。

しかし、そんな実力派の中学生レスラーも、ベテランレスラーの毒牙にかかり、屈辱的な姿を晒してしまう…

試合は、かりんを含む3人 vs ベテランレスラーを含む3人の、6人タッグマッチという形式。

6人の中で、未成年はかれんともう一人（その一人も19歳で実質大人）だけと、かりんが狙われるのはほぼ確実…

途中、かりんが相手タッグの選手をフォールしたところで、別の選手がりんの無防備な股間を、背後から手で刺激する形でカット。

これが効いたのか、かりんが攻撃に精彩を欠くようになり、ベテランレスラーはこの隙を逃さず、返すのが困難な「外道クラッチ」を決める。

観客に向けてまんぐり返しにされ、かりんは必死に脚をバタつかせるもそのままフォール負け、当時はまだ中学生、相当屈辱だったはず。

☆まんぐり返しでフォール負け、ゴングの後もホールドを解いて貰えず…

②りな

中学2年生（当時）、小学3年生でデビューして以来、団体が手塩にかけて育てきた、美少女アイドルレスラー。

身体は小柄で非力なものの、その分身軽でテクニックもあり、大人をも翻弄する。

しかし、そんな将来を渇望された中学生レスラーも、ベテランレスラーの毒牙にかかり、屈辱的な姿を晒してしまう…

試合は、りなを含む2人 vs ベテランレスラーを含む2人の、タッグマッチという形式。

ベテランレスラーのパートナーは、デビューから1年未満の新人レスラーとは言え、りなのパートナーもまだ高校2年生と、苦戦は必至。

大人二人を相手に、ひたすら耐え続けるりな、しかしベテランレスラーは容赦無く、必殺技の「ドラゴン・スープレックス」を決める。

満身創痍のりながこれを返せるはずもなく、まんぐり返しのままフォール負け、ゴングの後も、しばらくホールドを解いて貰えず。

解説は、「りなを認めた」と評していたが、仮にそうだとしても、なぜすぐにホールドを解いてあげなかったのか…

☆小学生相手にまさかの大技、観客の目の前で、力の差を見せつける…

③あいり

小学6年生（当時）、同じ団体の小学生レスラーの中では最年長で、ルックスもまだあどけなさを残すものの、やや大人びた印象。

小学生ながら、レスラーとしての実力は申し分無く、新人とは言え大人のレスラーを、何とジャーマンスープレックスでKOするレベル。

しかし、そんなエース級の小学生レスラーも、ベテランレスラーの毒牙にかかり、屈辱的な姿を晒してしまう…

試合は、ベテランレスラー1人と、あいりを含めた小学生レスラー4人による、いわゆる「バトルロイヤル」形式。

あくまで全員が敵同士ながら、小学生レスラーたちがいかに団結して、ベテランレスラーを倒せるかがカギとなるはずだったが…

案の定、小学生レスラー間で仲間割れが勃発、あいりも他の小学生レスラーに技を掛けられていたところに、ベテランレスラーが乱入。

観客席からはどよめきや、「可哀想だよ」という声が起きる中、ベテランレスラーは容赦無く、あいりに「ロメロスペシャル」を敢行。

技自体は完璧に決まり、ギブアップこそ免れたものの、小学生レスラーにとっては屈辱的かつ、格の違いを見せつけられた瞬間だった。

いかがだっただろうか、本当にこんな試合があったのか、と思うかもしれないが、いずれも実際に行われた試合だ。

今回ここで紹介した試合以外にも、似たような試合は沢山あるし、YouTubeにも動画がアップロードされていることもある。

大人たちは手加減こそしても、簡単に勝たせることはなく、むしろ力で捩じ伏せ、この業界の厳しさを教えているかのように思う。

また、単なる敗北というよりも、観客の前で股を開かせるというような、屈辱的な敗北をさせることも増えてきた。

ひょっとすると、強いレスラーというのは、そうして育っていくのかもしれない…