君と見たあの日の花火

わんこりつぁん🥉🫧

第1話 幼馴染

圭「俺、夏が好きだ。」

夏海「ありがとう。嬉しいよ。でも、ごめん今そんな目で見れてないの…。」

 夏海が起きる

夏海「ふぁぁぁぁ〜。眠たいな〜。」

 私は秋月夏海。中学1年生だ。

夏海「あっ!宿題終わってねぇ〜!」

 宿題を出す

夏海「う…。わかんない…。なんでこんな難しい問題が!」

 私は頭を抱えた

夏海「う〜ん。そうだ!」

 スマホを取り出して、ラインを開く

 そして、圭と書かれたところをタップする

夏海(今日暇?宿題わからないから、教えてくれない? 送信っと。)

 私は少しの間画面を見つめていた

夏海「なんで全然既読がつかないの⁉︎もういい!アイス食べる!」

 私は自分の部屋を出て、階段をおり、アイスを持ってまた部屋に戻った

 ピロン♪

 すると自分の懐から音がした

夏海(お母さんかな…?)

 画面を見ると、そこには圭と書かれていた

夏海「そうだ!私圭に宿題教えてほしいって頼んだんだった!」

圭『わり〜。今起きた。で?何時から?』 

夏海(か…。う〜ん。)

 私は悩み続けたが、それより先にあっちから連絡がきた

圭『もしかして、今悩んでる?』

夏海『うん。めっちゃ悩んでる。』

圭『何でだよ。じゃ、俺が決める。』

夏海『お願い。』

圭『9時30分に俺の家。』

 時計を見ると、すでに9時26分

夏海「4ふんで?行けるか。」

 私はすぐ『了解』という一言で返事をして、準備した

 階段を降りたら、そこには兄がいた

蓮「どこいくんだ?」

夏海「圭の家。」

蓮「なっ!ふっ、ふ〜ん…。朝ごはんくらい食べてけば?」

夏海「いや、こういう時はおばさんが作ってくれてるから!」

蓮「それ、失礼じゃねえか?」

夏海「そう?とりあえず急いでるから行くね!」

蓮「は⁉︎おい!待てよ!」

夏海「も〜。何?やば!あと2分だ!」

蓮「お前、圭とどんな関係なんだ?」

 私はさっさと家を出た

夏海「お兄ちゃんのせいであと1分なんだけど!」

 お兄ちゃんは私が圭の名前を出すと、なぜか少し焦る

 その理由は知らない方がいいとお母さんに言われるけど、気になっちゃう

 ピンポーン♪

萌佳「は〜い。あ!夏海ちゃん!中に入っていいわよ〜!」

夏海「ありがとうございます〜。」

 インターホンには圭の母 羽龍萌佳(うりゅう もか)が出てくれた

 羽龍家の玄関のドアを開けて、中に入ると中にいた少女がこっちを見て笑う

瀬奈「夏海お姉ちゃんだ〜!久しぶり〜!」

夏海「瀬奈ちゃん!久しぶり!」

 そして、この子は圭の妹の瀬奈(せな)ちゃん

瀬奈「ちょっと待ってね!今お兄ちゃん呼ぶから!」

夏海「ありがとう。」

 瀬奈ちゃんは階段の前に行って大きな声で圭を呼ぶ

瀬奈「お兄ちゃ〜ん‼︎お・き・て〜!」

圭「起きてるって!うるせえなぁ…。」

 と言いながら部屋から圭が出てきた

夏海「ぷっ…。」

 私は思わず吹き出してしまった

圭「何だよ、夏?」

夏海「さぁね〜。」

圭「何だよ!気になるじゃねえか!」

 その時、瀬奈ちゃんがちょっと笑ってたけど、私には意味がわからなかった

圭「瀬奈まで!何なんだよ!」

瀬奈「いや〜?お兄ちゃんがわかりやすいな〜って。」

圭「は?」

 圭の顔が少し赤くなった

瀬奈「あら〜。お顔が熱いよ〜?お兄ちゃ〜ん?」

瀬奈(お兄ちゃんったら、夏海お姉ちゃんのこと好きすぎ〜。)

萌佳(若い子はすぐ賑やかになれて、いいわね〜。)

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君と見たあの日の花火 わんこりつぁん🥉🫧 @piyopiyo-panda

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